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ハンターギルド物語 その一 ~オオカミの群れ~

 
 さて、今回はハンターギルドの仕事を請け負ってみようと思う。
 

「その前に、戦士ギルドで休憩な」
「どうしてかしら?」
「赤松明と、青松明を夜に使ってみたいからだ」
 
 そんなわけで、ハンターの仕事は今夜行うことになった。
 コウモリから進化したナイトストーカーのように、ハンターは夜に狩りを行うものなのである(嘘)
 
 ………
 ……
 …
 
「オグラさん、それでは仕事を承ります!」
「なぜ夜に?」
「いろいろと事情がありまして!」
「まあいいだろう。リバーキープに向かう街道で、凶暴なオオカミの群れが旅人を襲っている。奴らを退治して、リーダー格の毛皮を剥ぎ取ってくるのだ」
「了解っ!」
 
 盗賊ギルドなんかと比べたら、ハンターギルドはなんて健全なのだ。
 オオカミだろうがヒョウだろうが、なんだって退治しちゃいますよー。
 

 勢い良くコリントの町を飛び出して行ったところで、旅の行商人と出会ったりした。
 出会ったといっても、商人がゾウに乗って進んで行くのを見ていただけ。
 リバーキープと言えば、コリントの町から北へ向かった所にある砦がそんな名前だったはずだ。
 

 地図で言えばこの辺りな。
 この地図の万能感は異様だが、便利な物は使いこなすのが吉なのである。
 
「松明を灯してみるのじゃなかったかしら?」
「ああ、そうだったな」
 

 まずは青松明に火を灯してみた。
 
「青いか?」
「青いような気がする程度ね」
「松明で周囲を青くする必要性がいまいちわからんけどな」
「赤松明はどうよ?」
 
 気持ち周囲が青っぽくなる程度。
 ブラックライトみたいになるのかなと思ったが、それほどではないようだ。 
 

「こんな感じだ」
「こっちの方が自然ね」
「赤々と燃えるって言うからな」
 
 こっちも普通の松明と比べて、気持ち周囲が赤くなる程度。
 それほど劇的に変わらないから、あまり期待しないように! ――って誰に言っているのだ?
 

 だから見た目的には同じロウソク屋で買ったランプの方が良かったりする。
 松明には飽きたし、エルスウェアでは暗い所はランプで探索してみようかなっと。
 
「いいの? ゾウに乗った商人は北へ行っちゃったわよ」
「おっといかん、オオカミの群れにぶつかるかもしれん。急いで北へとつげーき!」
 

 急いでゾウ商人の後を追っていると、広々とした場所にオオカミの群れが居たりするのだ。
 どうやら問題の地点はこの辺りの様だな。
 しかしコリントの町へ来る途中には居なかったようだが、はて?
 

「そーら、ジ=スカールさんソニアさん、懲らしめてやりなさい」
「それじゃ、あなたはラム肛門様ね」
「字が違う!」
 
 良く考えてみたら、ハンターギルドに入ったのは俺なのに、実際に戦っているのは緑娘と先輩だけ。
 これでいいのかなー、とか思ったりするけど、オオカミぐらいは任せてしまおう。
 その内二人には手におえないモンスターをハントしろという仕事が入ったら俺も動くか。
 

 特に緑娘は戦うのが好きみたいだから、定期的に暴れさせてやるのが良いだろう。
 羊好きは大人しく羊飼いをやっていたら良いとは思うけどね。
 

 ――ってか、緑娘が相手をしているのはヒョウだった。
 オオカミ退治しか依頼して無いのにヒョウが混じる。これは報酬を釣り上げさせてもらわんといかんかな?
 まぁあの魔剣があれば、ヒョウだろうがクマだろうが関係ないけどね。
 
 そんな感じに俺が見守っている中、二人はオオカミの群れ+ヒョウを始末したのであった。
 

 毛皮を剥ぐのは俺の仕事と言うことにしておこう。
 なぜ俺が動物の毛皮を簡単に剥げるのかはわからんが、それほど難しいものではない。
 そのやり方は秘密だけどな。
 

 どうやらこいつらは、オオカミはオオカミでも「アカオオカミ」という種類だったらしい。
 リーダーとそれ以外の見た目の区別は付かないけど、とりあえずリーダーの皮というものを頂いておくことにした。
 丸ごと持ち帰って、肉も貰えばいいと思うけど、オオカミの肉は不味いのだろうな。ネズミの肉はあるけどね……
 

 気がつけば、空には真っ黒な月が昇っていた。
 ん、高いところのある木の実、何だか美味しそうではあるが、どうやって収穫したらよいのかわからん。
 

 また、レヤウィン行きの立て札があったりした。
 ここはエルスウェアでも南部の方なので、ここから東に向かうとレヤウィンに辿りつくわけなのだな。
 
 ………
 ……
 …
 

「というわけで、オオカミを退治してきました! これがリーダーの毛皮だぞと」
「よし、報酬だ。オオカミの勝者という称号もやろう。これでハンター狩人工を利用できるぞ」
「ハンター狩人工?」
「そうだ。リバーホールドの町に住むビ=ラーヒという者で、オオカミの毛皮を持っていけば鎧とか作ってくれるぞ」
「というわけだ。戦士ギルドのマスターは、オオカミの毛皮でできた鎧とか似合いそうじゃないか?」
「なんか臭そうだからやだ」
 
 報告が終わり立ち去ろうとしたところ、オグラに呼び止められた。
 どうやらまだ仕事があるみたいだが、続きは夜が明けてからにしよう。
 ハンターギルドの仕事は24時間請け負えるのかな?
 
 こうしてハンターギルドの一員としての第一歩が始まったのであった。
 ちなみに報酬は250G、最初だから安いのか、ずっとこのままなのかは分からない。
 ま、俺は戦ってないけどねw
 
 
 
 
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©発行年-2019 らむのゲーム日記