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ヘルカーンランドにて ~見渡す限りの赤~

 
 エルスウェア旅行、リメンの町を出発した俺たちは、はるか南にあるコリントという町を目指すことになった。
 

 結局リメンにあったこの建物は謎のまま終わったが、まあよいだろう。
 ただの給水塔ということにしておこう。
 

「ここから先は危険が待ち構えている」
「まぁシロディールも街道にライオンとか出るから危険だけどね」
「ところでラムリーザ、ここから少しだけ見える村のことを知っているか?」
「なんでげしょ旦那?」
 

「あそこにある村だ。シロディール領ではあるが、エルスウェアに近いのでカジートの村になっているボーダー・ウォッチだ」
「しっ、知らんっ!」
「大量のネズミ、死んだヒツジ、燃えるオオカミ」
「知らんっ、知らんっ、知らんっ!」
「ク=シャーラの予言は本当だったという話らしい」
「大変な予言をしたやっちゃな……(。-`ω´-)」
 
 悪いのはシェオゴラス、俺は知っている……
 
 

 途中、スプリガンが襲い掛かってきたりする。
 緑娘はジ=スカール先輩が居るから魔剣で戦うのな。
 先輩も魔術師なのに剣で戦ったりする。
 やはり魔法は相手を弱らせて、とどめで一発ドカンみたいな使い方が良いみたいだね。スペシウム光線みたいに……って何だそれは?
 

 途中にあった砦では、マウンテン・ライオンに似ているが黒い斑点が特徴的なのが襲い掛かってきた。
 ヒョウという名前らしいが、東部連峰の山の穴に居たロック・ジョーにも似ている気がする。
 
 基本的に戦闘は、緑娘と先輩がやってくれるので俺は見ているだけでよい。
 うん、やはりアークメイジは後ろにドカンと控えているのが様になるね。
 
 

 空はどんよりどよどよが酷くなっていくが、南へ向かうと遠くに砦と言うか要塞というか集落と言うか、なんかそんなのがあったりした。
 

 気になるのはそこに住んでいるやつ。
 ミノタウロスにも見えるが、大きな角はない。
 おっぱいが気になるが、ミノタウロスにもメスが居るのかな?
 自然に増えているからどこかで繁殖はしているはずだと考えられるが、ここはミノタウロスの集落なのだろうか?
 

 とまぁ、普通に襲い掛かってきたわけで。
 一匹だけ大きな奴がいるが、そいつがハーレムでも作っているのかな?
 

 流石に数が多いので、アークメイジ砲を放って援護射撃をしておく。
 ってかミノタウロスのメスは、胸当てしている奴と、トップレスな奴と居るのな。
 緑娘もトップレスにしてみたら面白いのにw
 

 ミノタウロスとの戦闘中に降ってきた雨は、集落に入ったときには大降りになっていた。
 ここには誰も住んでいない、ということはやはりミノタウロスの集落だったのか。
 

 雨が上がるまで、そこにあったテントで休憩することにした。
 
「エルスウェアにはミノタウロスの集落があるのな」
「町から離れた場所に何があるのか、ジ=スカールはあまり知らない」
「知らないって、道案内は大丈夫なのか?」
「それは大丈夫。もう少し南にいけばアラバスター山地の北部に出るのだ。そこからは分かりやすい」
「アスパラガス山地?」
「ふっふっ、そこに行けばラムリーザも驚くぞ」
 
 ………
 ……
 …
 
 しばらく休憩していると雨が上がったので、再び探索と旅行の再開。
 

 集落の中央にあるトーテムっぽいものは、ミノタウロスを模られているみたいだったりする。
 知らなかった、ミノタウロスにもそれなりの文明みたいなのがあるなんて……
 この調子だと、オーガの集落とか出てきたりして。マラキャスの話で出てきたドラッド卿の屋敷は、既にオーガの集落になっているけどな。
 
 集落を後にして、南の山を登っていく。これが先輩の言っていた、アラバスター山地だろうか。
 そして頂上に到着したとき、俺は声を失った。
  
 

「…………( ゚д゚ )」
「どうだ驚いたか」
 
 そこは見渡す限りの赤――
 
 こんな地形は初めて見るぞ?
 赤砂というか、メサとでも言うのだろうか?
 荒野に一本道が見える。先輩が言うには、その道を通っていけばコリントへ到着するとのことらしい。
 

 アラバスター山地を降りて荒野を突っ切っていると、大きな砦が一つ。そしてそこにかけられている旗には見覚えがあった。
 
「こんなところにまで帝国軍が出張しているのだね」
「エルスウェアも帝国領だからな。ここはリバーキープ砦の駐屯場だ」
 

 位置はこの辺り、だいぶんエルスウェアの内陸に入っているね。
 ちなみに右上の山のマークがあるところが、アラバスター山地である。
 そしてこの辺り一帯を、ヘルカーン・ランドと呼んでいるらしい。
 
 しかし、この砦に駐在している衛兵の、俺に対する評価が意味不明だ。
 

 こんなことを言われた直後――
 

 ――こう言ってくる。
 人殺しの糞野郎と罵られた直後に、親愛なる市民と言ってくる。
 意味がわからん、何かの病気か?
 
「先輩、この国での俺の評価は何なんですか?」
「う~む、スクゥーマが原因かもしれない。この国にまでラムリーザの評価が届いているとは思えないし、誰かと間違えていると思う」
 
 ちなみにこの駐屯場の司令官、マーカス・ポールニウスの評価はこうだ。
 

 俺、何かやったっけ?(。-`ω´-)
 ひょっとしてシロディールのグランドチャンピオン伝説が、エルスウェアにも届いているというのか?
 エルスウェアには闘技場は無いのだろうか……
 
 
 さて、この近辺を散策してみましょうか。
 聞くものはあまりよい収穫は無いが、見るものは珍しいものばかりだ。
 

「これは何ぞ?」
「ゾウという生き物だ」
「なるほどゾウか、初めて見るぞう」
 
 ………
 ……
 …
 
「なんだよ今の間は!」
 

「これは何ぞ?」
「サボテンという植物だ」
「なるほどサボテンか、初めて見るさぼてん」
「馬鹿みたい」
 
 黙れ緑娘!
 っと、今のは声に出してないよな?
 

「これは何ぞ?」
「タマサボテンだ。樹液が美味いぞ」
「なるほどタマサボテンか」
 

 樹液が美味いというので割ってみた。
 
「ん~、これが美味しいのだろうか? ちょっとなめてみて」
「嫌よ、あなたがなめなさいよ」
 
 なめてみた。甘さと辛さとしょっぱさと苦さとうまみを混ぜたような味。意味分からんね。
 
 

「きゃーっ、かわいいーっ!」
「子ゾウは飼わないからな」
「なんでよー、羊さんと一緒に飼おうよ。この子をミーシャちゃんの所まで連れて行ってよ」
「さっきの親ゾウが怒って襲い掛かってくるぞ」
 
 子ゾウだからこのぐらいの大きさだが、連れて帰って飼っているうちにあんな巨大なゾウになったらどうするつもりなのだろうか?
 大きくなったら手に負えなくなって捨てる、生き物を飼う人の中でそんなのは忌避すべき輩だ。


 遠くには白い壁の一部が見えていたりする。
 
「先輩、あの白い壁は何ですか?」
「あれがコリントの外壁だな」
「よし、もうすぐってことだな、行くぞーっ」
「子ゾウは?」
「連れて行かん!」
 
 ゾウとサボテンを見た後で、再びコリントへの進行を再開するのだった。
 アラバスター山地から見たときは見渡す限りの赤だったけど、ここまで来るといろいろな物が見えるね。
 植物も少し生えていて、木とかはシロディールでは見かけないものだ。サボテンも植物らしいけどね。
 

 その途中で巨大な蜘蛛が襲い掛かってきたりする。
 ドレモラの中に蜘蛛みたいな奴が居たが、ここではノーマルな蜘蛛が襲ってくるのだな。ちと大きさがノーマルではないが。
 戦士ギルドマスターは、相手が巨大な蜘蛛でもひるまずに立ち向かっていくのだ。
 うむ、頼もしい頼もしい。
 

 エルスウェアに入った当初は頼りない太陽だったが、この荒野では激しく輝いている。
 
 こうして、俺たちはコリントの町へと辿りついたのであった。
 
 
 
 
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