home > 投稿 > > 切っ先半マイル ~未踏の道を探索するもの~

切っ先半マイル ~未踏の道を探索するもの~

 
 さて、いろいろあってリンダイの王冠を手に入れたところから。
 ここはコロール近辺の森の中にある遺跡。帝都に戻るには、森の中を突っ切って行かなければならない。
 そこで、とりあえず東へ向けて森を進軍することにしたのだった。
 

 なんかモンスターが出てきたが、緑娘があっさりと退治してしまったりする。
 

 蹴っ飛ばして倒れたところを踏みつけるだけの簡単なお仕事です。
 
 

 ここは、コールドコーン砦。
 リンダイの遺跡から東へ進んだ所にある砦である。
 

「砦は久しぶりになるかな? ちょっと気分転換に入ってみよう」
「死霊術師がいないかなぁ」
 
 なんだか死霊術師退治を楽しんでいる緑娘であった。
 しかし――
 

「やめておこう、ここはめんどくさい」
「なによ、ミノタウロスなんて怖くない!」
「モンスター砦や遺跡は、実入りがよくないのだよ……(。-`ω´-)」
 
 山賊等と違って、装備が無い分退治したところであまり意味がない。
 錬金術とかをしっかりやっていたら、ミノタウロスの角とかは素材になるらしいのだが、残念ながら錬金術はやっていない。やろうやろうと考えながら、未だに手を出していない。
 ミーシャが成長したら、任せてもいいのだけどな。あの娘、錬金術の勉強しているみたいだし。
 
 そんなわけで、コールドコーン砦は放置決定となりましたとさ。
 再び帝都に向けて東へ進みかけたところ――
 

「あらっ? こんなところに意味ありげな宝箱があるわよ」
「中身を当ててやろう。2Gと体力回復のポーション!」
「お金は当たっていたけど、他はポーションじゃなくてメモと鍵よ」
 

 隠された財産の鍵?
 
「おっ、これはあれじゃないかな? クリムゾンブレード賊が言っていたみたいな、自殺滝の宝かな?」
「またあれ? どうせしょーもない宝しか無いわ。あの時だって8Gだけだったじゃないの」
「でも今回は鍵まで用意されているぞ。隠された財産、隠すだけの価値があるってことだよ」
「ふ~ん、それでメモは?」
 

 剣が指す道。
 半マイル。
 右にある大岩のすぎ先。
 
「具体的なのか抽象的なのか……(。-`ω´-)」
「剣が指す道って何かしら?」
「たぶん剣を立ててから倒して、その倒れた方向に進むのだ」
「そんなあやふやな――」
 

「――って、これじゃないかしら?」
「なんか不自然に剣が転がっているな」
 

 剣の指す道と言うが、その方向を見ても広がっているのは森だけで、道などどこにもない。
 
「この方向へ進めということかな?」
「なんだか罠みたいだわ」
「んや、きっとこの先に隠された財産があるのだ!」
 
 俺は、メモと鍵を信じて剣が指している方向へと駆け出した。
 

「これでまたしょーもない宝だったら怒るからね!」
「大丈夫! 隠された財産は座布団を十枚集めてもらえる宝に匹敵するぐらいの価値があるはずだ!」
「何よそれ!」
 

 半マイルがどのぐらいの距離なのか分からないが、しばらく一直線に歩いていくと大きな岩にぶち当たった。
 

 位置はこの辺り、以前戦士ギルドの任務でブラックウッド商会の幹部を捕まえた洞窟から少しだけ南東に行ったところだ。
 その幹部を尋問する様子は、オレインさんがしっかりと絵に残しているから、コロールを訪れた際には見ていくがよかろう。
 

「へー、ほんとうに宝箱があるのね」
「だから言っただろう、信じるものは救われるのさ」
「で、中身は?」
「ちょっと待っておれ、この隠された財産の鍵を使ってと――」
 

 
 一瞬時間が止まったような気がしたが、ここは平常心を保たなければならない。
 緑娘が怒ったら怖いぞ、蹴り刺されるぞ!
 
「やった! 宝が入っていたぞ!」
「何かしら?」
「宝のメモと鉄のダガー!」
「えっ?」
 

 
 やべーな、緑娘の視線が痛い。
 だがそんなことでへこたれてたまるか!
 
「どうだ、隠された財産のダガーは!」
「…………」
「なんだよ、宝が見つかったってのにその不満顔は!」
「何が鉄のダガーよ! それのどこが財産?!」
「ダガーを馬鹿にするな、ある物語ではヒロインの名前だったりするんだぞ」
「偽名じゃないのそれ!」
「まぁ怒るなよ、鉄のダガーでも宝にはなるさ。何事も気持ちの持ち方一つだよ!」
「ふざけないで!」
「まあ待て、本当の宝の場所はこっちの宝のメモに書いてあるんだよ」
 
 おれは緑娘の機嫌を直すために、急いで宝のメモを広げた。
 これはきっと、メモに記された場所を次々に探し出して行けば、そのうち本当の宝へと辿りつく仕組みになっいてるんだ。
 さて、次はどの方向へ進めばよいのだろうか――
 

 …………(。-`ω´-)
 
 ダメだ、ヤケクソになって緑娘に虚勢を張っていたが、これ以上は何も言えん……
 
 

 結局帝都に戻るまで、緑娘は一言も口を聞いてくれませんでしたとさ。
 ちゃんちゃん――
 
 
 おまけ
 

 ヤケクソついでに、ヘルミニア・シンナの家に侵入して、ネナラタの王冠を手に入れてやった。
 むしゃくしゃしてやった、そのうち反省する……(。-`ω´-)
 
 
 
 
Sponsored Links



 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

return to page top

©発行年-2019 らむのゲーム日記