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死霊術士の安息 ~マジになったジ・スカール先輩~

 
 盗賊ギルドの中ではどんどん認められているようだが、一向にグレイ・フォックスは姿を現さない。
 焦っても仕方が無いので、さらに認められるよう依頼をこなしてみますか。
 オンガーだけでなく、レヤウィンのダル=ジーという者も盗品を買い取ってくれるらしい。
 うむ、徐々にギルドの全貌が見えてきましたぞ。
 

「それで、あなたは何をやっているのかしら?」
「どろぼうさんばかりやっていたら気が滅入ってくるので釣りをしている」
「で、釣れた物は何かしら?」
「何も釣れんので気が滅入ってくる……(。-`ω´-)」
「何をやっているのだか」
「おっ、こんな所に居たのか」
 
 港湾区画の海? 湖? でのんびりと過ごしていると、なんか久しぶりに聞いたような声が割り込んできた。
 

「ちょっとラムリーザ、獣先輩が来たよ」
「ジ・スカール先輩な、先輩がこんな港湾地区に来るとは珍しいですねぇ」
「アークメイジが港湾地域で過ごしている方がめずらしいとジ・スカールは思う」
「こほん……(。-`ω´-)」
 
 ジ・スカール先輩が俺を探していたのは、なにやら大学で、死霊術師の残党が確認されたという情報が入ったために、その事を伝えに来たようだ。
 ちょくちょく残党が出てくるね。
 遺跡の奥に潜んで居たらよいものを、新鮮な遺体を求めて表に出てくることがあるのだろう。
 
 話では、帝都街道北にある宿屋ロクシーで、墓荒らしの情報が入ったらしい。
 アガマーは退治したけど、世の中にはまだまだ墓荒らしが居るものだな。
 よし、盗賊ギルドの仕事ばかりでは気が滅入ってくるので、たまには魔術師ギルドの仕事をしますか。
 
 
 ………
 ……
 …
 
 

 ここが宿屋ロクシーだ。
 今回はジ・スカール先輩も同行することになった。
 アークメイジに丸投げする輩が多い中、自分も参加するとはさすがジ・スカール先輩だ。以前「もうイタズラはやめ」と言っていたし、真面目に取り組むようになったんだね、うん。
 

 情報提供者のマレーンに話を聞く。
 墓荒らしの名前はレイリン、死霊術師とつるんで遺体を弄んでいる奴だ。
 レイリンは、ここから北に行った所にあるコケ岩洞窟だか苔石の洞窟だか、とにかく洞窟に住み着いているらしい。
 そして住み着いてから、この辺りの夜の森がぶっそうになったそうだ。
 あらゆるアンデッドが洞窟周辺を徘徊していて悪い噂が立ち、この宿屋は商売上がったりなので何とかして欲しいという話だ。
 

 コケ岩洞窟の場所はここ。割と近いね、これは危ないわ。
 

 というわけで洞窟に到着。
 背後にまだ宿屋が見える位置、レイリンを倒せばカタが着くならさっさと退治してしまおう。
 
「こっそり作戦な」
「さすが盗賊ギルドね」
「違う……(。-`ω´-)」
「なんだ? ラムリーザは盗賊ギルドに関わっているのか?」
「違う、グレイ・フォックスを逮捕するために潜入しているだけだ」
 
 緑娘が余計なことを言うので、ジ・スカール先輩に変な目で見られてしまったではないか。
 
「ところで、早速死霊術師がお出ましだぞ」
「ジ・スカールに任せてくれ」
「えっ?」
 

 勇ましく死霊術師に立ち向かっていくジ・スカール先輩。
 シローンの遺跡でファルカーと戦ったときは、あまり活躍していなかったのに人は変わるものだな。獣族だけど。
 

「どうだ、ジ・スカールもやるときはやるのだ」
「先輩もやる気になったのですね」
「ジ・スカールは大成するよ、それは間違いない」
 
 いろいろと突っ込みたいような、何か引っかかるような台詞だが、まあいいだろう。
 透明になるだけが脳じゃなかったのだ、よいことです。
 もっとも俺は、この先輩から教わった透明の術で、どろぼうさんをやっているけどね……(。-`ω´-)
 
 

 洞窟の奥には、壁にたくさんの棺桶を並べているところがあった。
 しかし中はからっぽ、死霊術師に持ち去られた後だろう。
 

「えっと、これは何の像かな?」
「ジ・スカールはあまり宗教に詳しくないが、女神だからディベラかもしれない」
「女神? ノクターナルじゃなくて?」
「デイドラはあまりよろしくない」
「ごもっともです……(。-`ω´-)」
「ラムリーザはあたしを崇めていたらいいのよ」
「み――ソニアは英雄の名に相応しいが神ではない」
「何よ、ふんだ!」
 
 
 適当に進んだら、なにやら女神像の所で行き止まりになっていた。
 まぁ別の道を進めばいいだけ、迷っていないのだから慌てることはない。
 
 そしてもう一つの洞窟の奥へと進むと、そこには死霊術師の一団が! といっても二人だけだけどね。
 
「お前がレイリンか?!」
「そういうあんたは誰だ!」
「アークメイジだ!」
「戦士ギルドマスターよ!」
「ジ・スカールだ!」
 
 一人肩書きではなく名前を名乗る先輩。
 しかしそのジ・スカール先輩は、素早くレイリンに飛び掛っていったのだ。
 

 アークメイジであり、大将である俺は後ろに控えて戦況を把握していたらよい。
 うん、こういう戦いが理想なんだよ、どいつもこいつもアークメイジに最前線を丸投げしやがってな!
 
 それにしてもジ・スカール先輩、勇ましくなったなぁ。
 男子、三日会わざれば刮目して見よですか?
 よいよい、魔術師ギルドに死霊術師と互角に戦える者が現れるのはよいことです。
 

 緑娘は魔術師ギルド謹製の武器を使って戦っている。
 一応緑娘も魔術師ギルドのコンジュラーだからな。
 しかし俺以外に味方が居るときは、ニードルヒールは使わないのな。あくまで奥の手にしますか。
 

 そしてジ・スカール先輩は、みごとレイリンを打ち破ったようだ。
 何で剣なのだ、戦士ギルドみたいじゃないか。
 
 とまぁ俺自身は戦わずして、コケ岩洞窟の死霊術師を退治したのであった。
 戦わずして勝つ、いいねぇ!
 


 そしてレイリンの居た場所には、謎の像が置かれていた。
 
「なんかどこかで見たような像だが……」
「それはデイドラのモラグ・バルだ」
「……殺されるように促すやばいヤツか(。-`ω´-)」
 
 どうやら死霊術師は、モラグ・バルを信仰しているようだ。
 人の支配や奴隷、策略や強姦を司るデイドラ。
 この中で、人の支配というのが死霊術師と合うとでも言うのだろうか……
 やっぱりデイドラはいかんね。
 
 
 ………
 ……
 …
 
 
 こうしてレイリンは退治され、宿屋ロクシーのマレーンも安心して、745Gの報酬を頂くことになった。
 ちなみに戦士ギルドの仕事の報酬は600Gな。
 港湾地区から徴収された税金は53Gな。
 
 やっぱりお金の価値が、わかんなーい。


「手伝ってくれてありがとう。これでジ・スカールも大学で、イヴォーカーの地位を固めることができた」
「あたしコンジュラーだから、あたしの勝ち」
「変なところで張り合わんでよい」
「これからもよろしく頼むよ、新入りは先輩の言うことを聞くものだ」
「アークメイジになっても、まだその理屈は通用しているのな……(。-`ω´-)」
 
 まあよいか、こうして魔術師ギルドも少しずつ強力な組織にしていかないとな。
 以上、おしまいっ
 
 
 
 
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©発行年-2019 らむのゲーム日記