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目指せ、コロヴィア山 ~割とハードな山登り~

 
 ヴィラヌス・ドントンとの共同作戦が終わった後、すぐに次の仕事が入るでもなく、コロールでダラダラと生活していたりしていた。
 ここにも住居はあるし、お隣は魔術師ギルドだし、さらにその隣が戦士ギルドと立地的にもよい。
 ただ、問題が無いわけでもない。ある日緑娘ソニアは、俺にぼやいてきた。
 
「ヴィラヌスってね、あたしを誘ってきまくってめんどくさい」
「君が色目を使ったり、勘違いさせるような動きを見せるからだろうが」
 
 つまり、ヴィラヌスの前で相変わらずクネクネしたりしているのだ、この娘は。
 そんな勘違いさせるような行動をしておいて、ヴィラヌスが誘ってきたら俺に文句を言ってくる。知ったことか!
 
 町の中に居ても、ヴィラヌスの誘いがしつこいと緑娘がうるさいので、ちょっくら遠出をすることにした。
 コロール周辺、一つ一つ見ておきたかったものを片付けていくぞ。
 

 まずはこれ、スキングラード周辺からコロールまで北上する小道の脇を流れている川だ。
 この川の源流がどこか、それを探っておきたかったりしていた。
 ちなみに緑娘のクネクネ、このポーズを見てくれたらわかるだろう。人の前でこんなにクネクネさせておきながら、誘っていないというのだからめんどくさい娘だ。
 
 この橋は、コロール郊外の外壁から南に抜ける付近にある物。
 北に延びる川は、小屋の傍を通ってさらに北上している。
 

 川は水車小屋を通過。
 ガマの茎が、石畳を貫通しているように見えるが、気にしてはいけない。
 

 水車小屋からさらに北へ向かったところに橋があり、川はそのさらに北で細くなっている。
 この小さな流れが、南にいけば大きな流れになっているのだから驚きだ。
 

「ぬっ、いきなりここで源流か?」
「案外近くに湧き出ている場所があったのね」
「いきなり目的を達してしまった……」
 
 さて、どうするか?
 

 地図を見てみると、コロール北西のコロヴィア台地には、雲天以外にコロヴィア山、ハマーフェル路、コロヴィアホーンという名所があるらしい。
 
「よし決めた、コロヴィア山に向かうぞ」
「山登り?」
「そうだ、たまには観光名所も見ておかないとな」
「山登りかぁ、めんどくさいなぁ」
「ヴィラヌスさんと、どっちがめんどくさい?」
「……山登りする」
 

 そういうわけで、コロールの郊外北の外壁から、昨日通った道に入る。
 ノンウィル洞窟までの道はさっさと通り過ぎて、その先へと向かう。一度雲天に向かうときに通っていたが、そんな昔のことは忘れた。
 

 階段を登って振り返ると、コロールの町が既に森の中に沈んでいた。
 

 つり橋からは、遠くに帝都の塔が見える。白銀の塔だっけ、皇帝が住んでいる場所だ。
 

「やあ、ホッテンプロットさん」
「だ、誰よそれ?」
「ほら、君も手を挙げてホッテンプロットさんに挨拶」
「こ、こう?」
「よろしい」
「この石像の人が、ホッテンプロットさん?」
「いや、知らん。適当に名前をつけただけ」
「…………」
 
 とまぁふざけていないで先に進む。
 しかし旅の連れがいるのはいいね、初めてこの道を通ったときは、一人で黙々と登って行ってたよ。
 ちなみにこの分岐点、右側の石段はフェイク、左側の木が倒れている荒地を通らないと雲天には辿りつけないのだ。
 

 というわけで雲天。
 ここでウェルキンド・ストーン+雷の魔法を組み合わせてこの石柱に放つことで習得できる魔法。
 それが必殺技、霊峰の指だ。
 
「ここで霊峰の指が取得できるぞ。ウェルキンド・ストーンもあるし、折角だから覚えていったらどうだ?」
「う~ん……」
 
 石柱を見つめたまま、何か考え込む緑娘。
 しばらくして、石柱から目を離して言った。
 
「やっぱりいいわ、あたしは要らない」
「なんで? 霊峰の指は極めたらかなり強いぞ?」
「それはあなたの必殺技でいいの。あたしが使ったら、掟破りの逆霊峰の指になるけどいいの?」
「俺も掟破りの逆ニードルヒールをやろうか?」
「それを履いて歩けないくせに」
「…………(。-`ω´-)」
 
 そういえば、緑娘が破壊魔法を使っているところを見たことが無い。
 ひょっとしたら魔法抵抗は強いけど、魔法自体は苦手だったりするのだろうか? それで苦手なのが悔しいから、せめて抵抗力を上げて相手の魔法を無効化させてやろうと考えているのだろうか?
 そんなわけで、俺の放つ霊峰の指が抵抗できないから、その魔法を見ると不機嫌になる。うーん、邪推か?
 

 さて、今回はここで終わりではない。
 さらに山登りを続けて、コロヴィア山を目指すのが目的だ。
 

 山道の途中で橋がかかっていたりするが、下は川ではなく丸太と岩が転がっているだけ。
 なんだろう、土砂崩れでもあったのだろうか?
 

 そのまま道なりに進むと、アイレイドの遺跡に到着しておしまい。
 
「あれ? こんなはずでは?」
「コロヴィア山って、きっと幻の山なのよ」
「いや、そんなはずは無い。なんとしても登ってやる」
 
 ――と言っても、遺跡からさらに先は切り立った崖になっていて、これ以上登るのは不可能のようだ。
 
「もう無理よ、町に帰りましょうよ」
「待て、諦めるのはまだ早い。ちょっとついて来い」
 
 俺は、先ほどの橋の場所まで戻り、そのまま橋を乗り越えて、普通では考えられない道を選んだ。
 

「ひょっとしてこれを登るの?」
「ここなら一つ一つ岩を乗り越えたり、丸太を橋のようにして渡って行けば、少しずつだけど頂上に向かえるはずだ」
「なんだかとても無茶なことをやろうとしているみたい……」
 

 見てみるがいい。
 周囲は切り立った崖になっているが、この土砂みたいな場所だけは登っていけそうになっているだろ?
 崖を飛び越えることはできないが、小さな岩なら一つ一つ飛び乗って登っていけるのだ。
 こうして少しずつ、少しずつ上を目指し――
 

「登りきったぜ!」
「つ、つま先が痛すぎるわ……」
「コロールの町もずいぶんと遠くに、あ、帝都がうっすらと見えるぞ」
「…………」
「どうした? 戦士ギルドで頂点を目指す者、岩山登りぐらいでくたばっていたらそんなの夢の夢だぞ」
「ニードルヒールで岩山登りはさすがに足が……」
「ん、またおんぶしようか?」
「いい、それなんか恥ずかしい」
 

 そんなわけで、コロヴィア山に登頂成功。
 そこには打ち捨てられた砦があるだけ。しかもその砦には入り口も無い、ただのオブジェクト。
 何のために建てられた砦なのかわからない。
 

 頂上から見る帝都やコロール方面の景色はこんな感じ。
 雲天という場所は、雲の天みたいな名前になっているが、ここはその雲天よりも高い場所なのだ。
 ひょっとしたら、このシロディールという国で一番高い場所なのか?
 

 そしてこれが、反対側の景色。
 なんだっけ、ハンマーフェルという地方だっけ?
 
 そんな感じで、コロヴィア台地の頂上であるコロヴィア山には到着したが、まだ他にも見るべき場所があるのでしばらくこの周辺をうろついてみよう。
 
 
 
 
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©発行年-2019 らむのゲーム日記