home > 投稿 > > この青空に約束を― 第百八十一話 贖罪と制約と ~ 深まる亀裂
この青空に約束を― 第百八十一話 贖罪と制約と ~ 深まる亀裂
- 公開日:2020年12月15日
この青空に約束を―
第百八十一話あらすじ
去年の四月一日、航がつぐみ寮に入寮した時、奈緒子に部屋に引きずり込まれてしまう。
そこで奈緒子は、二人の間だけに存在する誓約を宣言する。
さらに現在でも、隆史に奈緒子はやめとけと言われたりするのであった。
実際のプレイ
注 : この動画では、プレイヤーが雑談やツッコミを入れながら進行していく形を取っています。
そういうのが苦手な方は、再生しないことをお勧めします。
どうしてもしゃべりの入っていない物が見たい方は、ここをクリックしてください。
軽く感想など
今回は、前半が奈緒子編Act3第七話「贖罪と制約と」で、後半は第八話「深まる亀裂」です。
前半の舞台は再び回想シーンで、航がつぐみ寮に入寮した直後、奈緒子に部屋に連れ込まれて五箇条をつきつけられる話です。
何箇条かの制約があったことは覚えていましたが、内容の詳細までは覚えていませんでした。
それがついにこの話で全て語られるわけですが、ここで強引に18禁から健全なゲームに物語を書き換えた弊害が出ているのが大きいと感じたかな。
それは第一条、航と奈緒子の間の「性交渉」というのが「キス」に置き換えられています。
これまでの他のストーリーの流れでも、そのように改変されているので、ここでも気にしてはいけない――と言いたいところだけど、奈緒子の場合はそれ自体が物語の根幹に深く関わっているので、矛盾というか不自然さが際立ってしまっています。
オリジナル版では、二年前に性交渉、だから誓約で性交渉は二度目以降を要求してはならない。だから二度目のデートで飛行場でキスした時、それはデートだからあり得るという流れに繋がります。
しかしこのVITA版では、二年前の出来事をキスに改変。だから誓約でキスは二度目以降を要求してはならないとなるのも仕方がない。しかし、二度目のデートでキスしているのですよね。デートだからあり得るというのならそれはそれでいいけど、ならばなぜ「呼び捨て」だけ厳しく追及してくるのか? というのが不自然になってまうのです。
キスと呼び捨てを天秤にかけると、キスの方が誓約違反としては罪が大きいと考えるのですが、どうでしょうか?
まぁ奈緒子はキスは普段から当たり前で、呼び捨てだけが馴染めないと強引に解釈してもようわけですが……
なんだかその点だけがものすごく気になってしまいましたとさ。
あと、第五条とかあるし、一条、二条とか述べられると、「一日一条、五日で五条」とか思い出してしまうのですが!
ごめんなさい、なんだか面白くて時々五条さんに便乗投票(?)してました。確実に愉快犯に便乗ですねw
今もイナイレ自体はサッカーを扱ったアニメだという程度しか知らないのに、五条勝だけ登場人物で唯一名前と顔が一致するぐらい知っているキャラという謎の状況に……(。-`ω´-)
後半の「深まる亀裂」の場面は再びサザンフィッシュで、ほとんどが隆史との会話となっています。
ここで出てくる話も、本編開始前の出来事なので、どの世界線でも発生していた事柄になっちゃうのよね。妙なデマを流したこととか。
その地点では、目的が「仲直り」っぽいので、本格的に奈緒子編ってわけではないから、まあいいかな。
あとは、この後の展開をある程度覚えているので、辻崎先輩が気の毒でならん。記憶が間違ってなければ、今現在進行形で、奈緒子は先輩に嫌がらせみたいなことを実行していたはずです。
そういった事情を知った上でのリプレイとなると、「おなかいっぱいで、最近ずっと胸焼けがしているよ」という先輩の台詞について、あー……ってなっちゃいますなぁ……
記憶違いでなければ、ほんとうに先輩ごめんなさいだよ……
さて、今回もオリジナル版とVITA版の違いを見てみましょう。
前半の「贖罪と制約と」からは、大体は誓約第一条について、感想で述べた通り性交渉からキスへと変更されてい、その為に少し不自然な状況が発生しております。それ関連で、ちょこちょこ文章が変わっていますね。
後半の「深まる亀裂」からは、とくに変更点は見え蹴られませんでした。
以上。
それでは今回はこのぐらいで。
前の話へ/目次に戻る/次の話へ