最終話 ～血の暴走……そして破滅の時～
「ファルクリースにまた害獣が発生したわ」
アエラからの依頼だ。
再び害獣退治の仕事が入った。
だが男は別の意味でファルクリースを訪れようと考えていた。
害獣退治の仕事のついで、再びハーシーンに会おうと考えた。
そして指輪を返そうと……
そこで、再びファルクリースに向かう事にしたのであった。
………
……
…
ファルクリースの村はずれ――
男は一人の娘に目がとまった。
どこにでもいるような娘だ、ファルクリースも例外ではない。
しかし…………
突如として沸き起こる狩猟衝動！
男はウェアウルフと化していた！！
そして――
娘に飛びかかっていった！！！
ついに恐れていたことが現実のものとなってしまったのだ。
狩りをするのに見境がつかなくなってしまっていた。
男は娘を引き裂き、貪り食った。
そこで我に返った……
