呪われた部族 ~巨人狩り~
ヤマーズ「先導しよう。だが援護はしっかり頼むぞ」
ファロウストーン洞窟だ。
巨人の野営地によく見られるペイントが施されている。
確かにここが巨人の住処のようだ。
熊だ!
ヤマーズも熊に飛び掛っていく。
うむ、元気じゃないか。
援護はしっかりと頼むぞということなので、タイミングを計って矢を打ち込んだが――
何故俺が近接戦を?
途中何度か熊が襲い掛かってきたが、ヤマーズとのコンビでどんどん退治していく。
呪われているというが、元気じゃないか。
この分だと上手く行きそうだな。
そんなこんなで順調に進んでいく。
洞窟を進んでいくと、途中から木々が茂る場所に出てきた。
ただの洞窟じゃなさそうだな……
そろそろ巨人のお出ましか?
この奥に巨人が居そうだが……
ここまで来た地点で、ヤマーズはグズりだした。
何週間もまともに寝ていなくて疲れているから、戦えないと言うのだ。
なんやね、熊相手には必死に戦っていたじゃないか。
つまり、俺が戦って巨人からハンマーを奪ってくれば良いと言う事か?
自分が倒したことにするから黙っていてくれればいいって、どこまで小物なんだよw
何だかソルスセイムのブジョルドと同じだな……(。-`ω´-)
まさに「値しない者ヤマーズ」だなw
まあいいや、一人の方が戦いやすいからな。
わんわんおが邪魔になることがあるけど。
ラムリーザ「オーケー、引き受けよう」
ヤマーズ「助かる。ではここで待っているとしよう」
ラムリーザ「その代わり、終わったら血をくれよ」
というわけで、ヤマーズを残して奥に進んでいくことにした。
すぐに奥から巨人の咆哮が聞こえた。
気配を察して襲い掛かってきたか?
来た!
落ち着いて急所に撃ち込んでやれば、巨人もイチコロよ。
ハンブルグの黒い霧!(謎)
顔面撃ちが決まったぜ!
さて、ヤマーズの話ではこいつがハンマーを持っているはずだが――
シャグロルのハンマー
これがマラキャスの言っていた「親玉の棍棒」であり、ヤマーズが取って来いと言ったハンマーだな。
ふぃ……
改めて回りを見渡してみる。
なるほどね。
ここは巨人の住処である前に、マラキャスの祠だったんだ。
それがこのように巨人にいいようにされている、それでマラキャスが怒ってたんだな。
さてと、ハンマーは奪ったことだし、ヤマーズの元に戻るか。
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