サレシ農場にて ～謎の二人～
「これを預かってくれ。あとで取りにくる。礼ははずむから失くさないでくれよ」
サレシ農場でアブルサと話をした後のんびりしていたら、
慌てたように駆け込んできた男に何かを手渡され言われた。
突然来て物渡して、なんだこいつは？
ラムリーサ「何がやりたいのだｗ」
逃亡者「話している時間は無い。何かをくすねたり裏切ったりしたら殺してやる。本気だぞ！」
ラムリーザ「物騒な奴だな……(。-`ω´-)」
そのまま慌てたように駆け去ってしまった。
一体何事だ？
「これ」とか「何か」とか、抽象的すぎる。
渡されたものを見てみると、黒檀の兜だ。
なにかエンチャントされている貴重品みたいだが、なんでいきなり俺に手渡して逃げるのだ。
変な奴だな……
「これ」とか「何か」とかって、この兜のことか？
まあよい。
くれたものはもらっておこう。
狩人「たった今、誰か走っていかなかったか？」
のんびりしようかと思ったら、再び誰かに話しかけられた。
また物騒な奴が……
短刀握り締めて何だよ？
ひょっとしてさっきの奴を探しているのか？
ラムリーザ「さっきの奴ならあっちへ行ったよ」
よくわからんので、さっきの奴が走り去って行った西の方を指差してやった。
狩人「よし！ 助かるよ！ あの野郎、俺の物を盗んだんだ。だが、捕まえてやる！」
やれやれ、泥棒とその追跡者でしたか（;´ー｀）
ということは、この黒檀の兜は盗品？
俺が持ってて大丈夫なのか？
さてと……
逃亡者「やめてくれ！ 降参する！」
捕まったか。
――っておい！
こいつ、泥棒に矢を射掛けているじゃないか……
捕まえてやるんじゃなかったのか？
殺す気満々じゃないかｗｗ
あーあ……
泥棒は退治されてしまった……
シロディールみたいだな。
あそこだとパン盗んだだけで、場合によっては衛兵に殺されるんだよなｗ
血で購ったんだ、こいつも……(。-`ω´-)
……で、この兜が盗まれたものか。
俺が持ってるんだけどどうしよう。
…………
狩人は何事も無かったかのように、自分の装備のメンテナンスを始めた。
話しかけてもそっけない。
えーと……
この兜はどうなるんだ？
要らないのか？
泥棒殺せばそれで気が済むのか？
変な奴だな……(。-`ω´-)
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