サイラスの依頼
さて、ドーンスターにある深遠の暁博物館にやってきた。
ここがその博物館だ。
入り口で待っているのが、多分サイラスだろう。
サイラス「最初の来館者が来たか。友よ、深遠の暁博物館にようこそ!」
ラムリーザ「最初か……、まぁ、深遠の暁だもんな……、一般人は怖がるわなw」
サイラス「ぜひ入ったらどうだ?陳列物を眺めながら話ができる」
ラムリーザ「リセッテ、見たいん?」
リセッテ「折角だから見てみましょうよ」
サイラス「是非是非、それに、頼みたい仕事もあるんだ」
ラムリーザ「まさか皇帝の暗殺?(;´ー`)」
サイラス「違う!」
というわけで、中に入ってみました。
中には陳列棚が並んでいて、その中には深遠の暁が使用していたものが展示されている。
ローブ……
展示物ごとに、サイラスは得意げに説明をしてくる。
んで、このローブは深遠の暁が秘密の会合でみにつけたもののようで、
会合ではメエルーンズ・デイゴンをタムリエルにもたらそうと計画していたというのだ。
ローブの政策に使った紡ぎ糸は、一巻き一巻きが生贄の血で染色されているとか……
リセッテ「悪趣味ね……」
ラムリーザ「破壊をもたらすデイドラ信者だしな」
これは何ぞ?
サイラスの説明では、これは伝説のザルクセスの神秘の書だそうで。
ほとんど燃えてしまって、現存するのはこれ一枚きりのようだ。
マンカー・キャラモンがその本を使い、自分の従者が永久に暮らせる楽園への転移門を開いたとか……
ラムリーザ「それはさておき!」
俺は深遠の暁にそれほど興味は無いので、仕事だけを聞き出すことにした。
ラムリーザ「頼みたい仕事とやらを聞かせてくれ」
サイラス「まず歴史を少々」
もったいぶるやつだ、というか説明したがり屋だなw
サイラス「オブリビオンの動乱以降、深遠の暁の残党を一掃しようとするグループが急増した」
ラムリーザ「まー、やってきたことを考えたら仕方ないわな」
サイラス「その中の一つが、デイゴンの秘宝『メエルーンのカミソリ』を発見した」
ラムリーザ「カミソリですかw」
カミソリという木の葉ではないのか? などと考えてみたりするが、まぁそれはありえないだろう。
そのカミソリは、メエルーンズ・デイゴンの秘宝で、常に血塗られた変化と大虐殺の到来を告げてきたという。
そのグループは、それを3つの破片に分割し、永遠にバラバラに保管することを誓ったのだ。
そしてそれは150年ほど前の事で、破片はいまだそのグループの子孫が保管しているというのだ。
一人目は略奪者のグンズル。
二人目も同じ虐殺者のドラスキュア。
三人目はモーサルに住んでいるヨルゲンと言う者だそうだ。
サイラスは3人に関するメモを渡し、破片を手に入れてくれたら、喜んで礼をしようと言った。
ラムリーザ「……だそうだ」
俺は一同を振り返って言った。
ジェイザルゴ「略奪者を退治しよう、モーサルは後で考えよう」
ラムリーザ「それじゃあ、手始めに――」
俺はサイラスから受け取ったメモを開いた。
略奪者のグンズルはクラックタスク山賊団の頭。
ドラスキュアはデッド・クローン・ロックのフォースウォーンの頭と書いてあった。
フォースウォーンはめんどくさいので、まずはクラックタスクの方に向かうことにしたのだ。
こうして、深遠の暁が残した遺産を探す旅が始まったのである。
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