ヘイムスカーを自滅させよう
「我々は人間の子供だ! そして我々が天も地も双方を受け継ぐべきだ! 我々こそが、エルフでもなく彼らのおべっか使いでもなく、我々こそがスカイリムを支配する! 永遠に!」
共存の道を考えんのかこいつは……(。-`ω´-)
とまぁ、いろいろあってヘイムスカー暗殺の仕事を引き受けることになってしまった。
もともと闇の一党に依頼するつもりだったようだが、その一党は俺が壊滅させてしまった……
だから代わりに遂行することになったのだが――
ヘイムスカーは牢屋に入れられていた。
ここで狙撃したら、間違いなく怪しまれてしまう。
何しろここに居るのが俺達と看守とヘイムスカーだけなのだから。
ヘイムスカーに何かあれば、真っ先に疑われてしまう。
それだけは、避けなければならない。
――激昂の魔法をかけてやれ。
この魔法にかかると、見境なく攻撃を仕掛けてくるようになるのだ。
俺は狙撃手で有ると同時にアークメイジなんだ。
魔法の一つや二つ、そもそも愛用している召喚弓自体魔法なのだからな。
ボワン!
「無敵のタロス! 的確なタロス! 難攻不落のタロス! あなたを称賛する!」
――などと叫んでヘイムスカーは牢から飛び出してきた。
そして近くにいた看守に斬りかかる。
成功だ、がんばれー(^ω^)
とりあえずこっちは高みの見物。
看守が勝てばヘイムスカー殺害は成功。
ヘイムスカーが勝てば、改めて狙撃したらOK。
どっちに転がっても、勝つのは俺なのだ。
看守たちはヘイムスカーが突然暴れ出したので、全員で迎え撃っている。
そもそもなんで牢から出てきたのかというところまでは考えが回らないようだな。
うまくいきそうだ。
ヘイムスカーは暴れまくるが、看守3人相手では勝ち目は無い。
「タロス万歳!」
そう叫ぶと、ヘイムスカーはそのばに崩れ落ちた。
うむ、自滅した(^ω^)
これで一応ヘイムスカー退治は成功。
目的のためなら手段はどうでもいいのさ。
~ Mission Complete ~
さてと、ドール城に戻るかな。
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