一人殺せとな?
寝ている間にアストリッドに拉致されてしまった俺w
なんでも闇の一党の仕事を邪魔したようで、その責任を俺に取らせるという話だ。
そしてアストリッドはこの中の誰かを殺せというのだ。
そのまま闇の一党に勧誘するつもりじゃないだろうな?
一番右の奴、ジェイザルゴみたいな声なのですがー(;´Д`)
カジートか?
あいつら声帯が似ているのか、どいつもこいつも似たような声だからなー。
真中の女は罵るばかりで会話が成立しない(;´ー`)
あまりうるさく言うとお前殺すぞw
左の男はただの兵士のようだ。
別段悪いことしているようには思えないが……
まぁ、闇の一党に狙われるということは、三人共々なんかやらかしたということなのだろうがな。
アストリッド「さあ、これを使いなさい」
――と言って短刀を投げつけてきやがった。
これであの三人のうちの誰かの喉でも掻き切れと言うのだろう。
闇の一党か……
胡散臭い連中だ……
アストリッドはこの中の誰かが死ななければ、永遠にこの小屋から出ることはできないと言う。
誰か一人ね……(。-`ω´-)
ラムリーザ「こんなもん要らん」
俺は短刀を投げ捨てると、得意の魔力の弓を取りだした。
やるならこれだ。
その瞬間、アストリッドの奴が警戒するような表情をしたが、俺はこっちの方が得意なのだから仕方ないだろう。
さてと……
一撃で楽にしてやろう……
恨みは無いが、誰か一人を殺さなければ帰れないようだ。
誰か一人……、まてよ? 恨みは……、あるぞ!
………
……
…
お前だ!!!
アストリッド「よくやったわ……」
ラムリーザ「馬鹿めが」
アストリッドは3つのミスを犯した。
一つ:魔力の弓の存在を知らなかった。
武器が短刀だとたとえ刃向ってきても迎撃する自信でもあったのだろう。
二つ:こう見えても、俺は無抵抗な罪もない者には手を出さん。
三つ:最大のミスは、アストリッドは俺を何度も殺そうとしたことで恨みを買っていることを忘れていたことだ!
何回お前に差し向けられた暗殺者と戦ってきたと思っているのだ?
アストリッドは宿敵認定されていたのに気づいてなかったのか?!
とにかく暗殺騒動の元凶は死んだ。
暗殺者騒動はこれでおしまいだろう。
もう二度と襲われることは無いだろうな。
~ Mission Complete ~