いきなり修羅場!
俺はいきなり究極の選択を強いられている。
なんか知らんけど、目覚めたら突然こんな所に連れられてきて、3人のうち一人を殺せと言うのだ。
もうね、何が何だかさっぱりですよ。
思い返せば、ソルスセイムから戻ってきてから変な事があったな。
ウィンターホールドの魔導師大学に戻って、アンカノ叔父さんの監視の下真面目に暮らしていたのに……
例の配達人が来たのだ……
ちゃんと服を着ていたのは殊勝なことだが、持ってきた手紙が意味不明。
お前を見ている?
配達人自体はこれを届ける依頼を受けた時に報酬をもらったそうだが……
気色悪い手紙持ってくんな。
なんだよ、隠れドラゴンボーンファンでも居るのか?
といっても意味不明な手紙だな、手形?
もう知らん!
――と、この時は別段気にかけることも無かったんだ。
しかし……
その日の晩、寄宿舎で寝ていたら――
いや、アークメイジの部屋はアンカノ叔父さんに占拠されたままだから使えないの……(´・ω・`)
だから、ジェイザルゴの隣室に与えられた個人用の部屋で寝たんだけど――
起きてみたらなんか変な所に連れていかれてやんの!
ここどこだよ!
よく見ると、小さな小屋のようだ。
寝ている間に拉致するとは、拉致ぼうずみたいな奴も居たものだ(謎
アストリッド「モグルルを始末したようね」
唐突に女に声をかけられた。
よく見ると棚の上に一人の女が居る。
そいつを見た瞬間、俺はいやーな気分がしたね。
何故だか知らないが、こいつは敵だ! とビビビッと感じたよ。
だからそっけない返事をしてやった。
ラムリーザ「それがどうした?」
モグルルと言えば、他人の借金を取り立てに来て、それだけでもなく命まで奪おうとした悪漢じゃないか。
殺されて当然の奴だ。
こいつはモグルルの関係者か?
今更恨みを果たしに来たとでもいうのか?
アストリッド「モグルルは、闇の一党の仕事だったのよ。殺したのね……、それをあなたが盗んだ」
ラムリーザ「あ、やっぱりあいつ恨まれてたんだなw」
アストリッド「この借りは返してもらうわ」
ラムリーザ「では、どうしろと言うのだ?」
アストリッド「誰かが死ぬまで、あなたはこの小屋から出られないわ」
ラムリーザ「わかったぞ! お前、平田だろ!」
アストリッド「?」
ラムリーザ「違ったw お前、アストリッドだろ!」
問い詰めてみたところ、確かにこいつはアストリッドだと言う事がわかった。
ついにみつけたぞ……!
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