レイブンロックにて ~帰ろうと思ったが、仕事を依頼されてしまった~
さて、ソルスセイムをミラークとモグルルから守った俺たち一行は、物語の始まりであるレイブンロックに帰ってきた。
とりあえず――
モグルルざまぁm9(^Д^)プギャーwww
金の亡者の末路はこんなものだ。
一方俺の評価は鰻登りだ。
ガーリン「お前の勇気ある行動が皆を救ったんだ、セルジョ」
ラムリーザ「いやぁ、それほどでもあるよw」
しかしヴェレス隊長に捕まってしまった。
ヴェレス「モグルルが何者かに暗殺されたのだが、ラムリーザ、君は何か知らないか?」
ラムリーザ「こいつは金に汚いやつだったからなぁ、誰かに恨まれていたんだろう」
ヴェレス「君が誰かに殺しを依頼されたとか無いのか?」
ラムリーザ「ご冗談でしょう」
俺が使うのは、この弓だ。
それに、こいつの背中に刺さっているのはデイドラの矢じゃないか。
デイドラの矢なんか知らん。
これはデイドラに呪い殺されたということにしておけ。
ラムリーザ「さてと、帰る前に一杯飲んで行こう」
リセッテ「もー!」
ブラルサ「よかったら、話を聞いてくれない?」
なんぞ?
ブラルサ「あの嫌なゲルディスが、中に入る事すら許してくれそうにないんだ。商売の邪魔だとさ」
ラムリーザ「ほー、それで?」
ブラルサ「最後の蓄えまで飲み代に使おうが、私の勝手じゃないか。あいつの知った事じゃない」
ラムリーザ「仕方ないな、ゲルディスに会って話してやるよ」
ブラルサ「あの頑固者と掛け合って、ネッチに入れるようにしてくれたら、必ずお礼をするよ」
ラムリーザ「というわけだ。酒場に行かなければならなくなってしまった(`・ω・´)」
リセッテ「しょうがないわねぇ……」
というわけで、ブラルサを入れてもらうよう頼みに行くことになった。
ネッチは俺もお気に入りの酒場だ。
最近、スジャンマにハマりつつあるのかもしれない。
さてと……
ゲルディス「また来たな、飲んで行くのか?」
ラムリーザ「そうだなー……」
リセッテ「(じ~っ)」
ラムリーザ「あいや、なぜブラルサを出入り禁止にしたん?」
ゲルディス「あの哀れな女を見たか? 彼女はもうボロボロだよ」
ラムリーザ「ボロボロでばっちいから入れたくないのか?」
ゲルディス「いやそうじゃなくて、彼女は昔はモーヴァイン評議員よりも金持ちだったのに、酒で悲しみを紛らわすために全財産を使っちまったんだ」
ラムリーザ「その分、あんたは儲けたんだろ?」
ゲルディス「そりゃあ私だって金を稼ぐのは大好きだがね、彼女のあんな姿は二度と見たくない。絶対に……」
ラムリーザ「……そうだな、それじゃ代わりに俺に――」
リセッテ「こほん! 彼女にはやりたいことをする権利があるわ、飲みたいなら飲ませてあげればいいのよ」
ゲルディス「そうかもしれんな。ビアジョッキの底で一生を送ることになっても、それは彼女の選んだことだ」
ラムリーザ「俺は飲みたいのに飲ませてあげられないのか?」
リセッテ「もぅ、一杯だけよ」
ゲルディス「彼女にいつでも戻ってこいと伝えてくれ」
というわけで、ブラルサは再び酒場に入る事を許されたのであった。
一方、ヴェレス隊長だが――
モグルル暗殺事件がやっぱ気になるか……
でも俺は知らねw
多分犯人はアストリッドだよww
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