最終決戦 ~真のドラゴンボーン決定戦~

 
 ドラゴンボーン同士の最終決戦は、サーロタールの一撃から始まった。
 雷撃か、やりおる。

 ミラークよ。
 こいつだけはあっさりと片付けてやらねぇ。
 
 目には目、歯には歯、尻には尻!
 ドラゴンボーンにはドラゴンボーンだ!
 ファイアブレスでこんがりと焼き上げてやる。

 ミラークは俺に気がつき、猛然と襲い掛かってこようとするが、そこをサーロタールに牽制させる。
 
 再び身を潜め、隙を伺う俺。
 
ミラーク「お前の精神のもろさは昔から分かっていたことだ、サーロタール!」
 
 今だ!
 ミラークに意識がサーロタールに向いた瞬間――
 今度はフロストブレスだ!

ミラーク「うぐ……」
 
 どうだ、真のドラゴンボーンの力は!
 
 
 ミラークは膝をつき、これで勝ったと思った。
 意外とアッサリだったな。
 
 しかし……
 
 ミラークは透明化し、すごいスピードでその場を駆け去ったのだ。
 
 
 同じ力を持ってやがるな。
 あれは「うおーっ、さおーっ」じゃないか。
 おっと、「旋風の疾走」だったな。
 
 
 そしてミラークは中央の池に移動し――

 ドラゴンの魂を吸収してやがる……
 そして再び立ち上がるミラーク。
 
 奴はドラゴンの力を奪い取って、自分の力を回復してやがるんだ。
 
 
ミラーク「ドラゴンボーン、どこに行った?!」
ラムリーザ「こっちだw」
 
 こんちくしょうめ!

ミラーク「星霜の書で殴るとは、罰当たりな奴め!」
ラムリーザ「黙れ! 貴様のような奴の存在自体が罰当たりだ!」
ミラーク「むむむ……」
ラムリーザ「何がむむむだ!」
 
 ミラークは俺に反撃しようとするが、そうはいかん。
 すばやく身をかわし、転進する。
 ミラークは追撃しようとするが――

 そこにサーロタールの攻撃!
 
ミラーク「ぐ……、サーロタールめ……」
 
 いいコンビじゃないか。
 ドラゴン使いもなかなかいいもんだ。
 俺たちのコンビプレイで、再び膝を付くミラーク。
 よし、とどめだ!
 
 
 だがしかし――
 ミラークは再び姿を消し、旋風の疾走で立ち去ってしまった……
 
 
 そして再び現れるや否や――
 
ミラーク「サーロタール、ジール、ロス、ディー、デュ!」

 サーロタールまで魂を吸収されてしまった。
 そして再び立ち上がるミラーク。
 
 
 これじゃきりがないな……
 サーロタールまでやられてしまったし……
 
 やはり本気を出して戦うしかないか!
 
 
 ミラーク
 楽しかったよ。
 こんなに運動をしたのは本当に久しぶりだった。
 
 これで終わりにしよう。
 オレのフルパワーを見せてやるぞ!
 
 出でよ、アーリエルの弓!

 ドカーン!
 
 
 やったか?!
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ