サーロタール
ミラークの居る場所に通じているアポクリファ「白日夢」を進んでいる。
そして、塔の一番てっぺんらしき所にたどり着いたのである。
シャウトの壁?
シーカーが眺めているようだが……
それに、造りがちょっと違っているような気もするが……
シーカーを退治して近づいて見ると――
確かにシャウトの壁に似ている。
アポクリファだとイメージが違って見えるようだ。
それでもシャウトの力はしっかりと身につけたようだ。
ここで手に入れた力は、「ウィルム:ドラゴンアスペクト」でした。
その時、背後に巨大なものの気配がっ?!
やべっ……(;´Д`)
まさかアポクリファにドラゴンが出てくるとは思わなかった!
だが待て、落ち着け!
今の俺は、ドラゴンすら服従させる力を得ることができたのだ!
ゴル・ハー・ドヴ!!
………
……
…
どうだ?
サーロタール「やあ、スリよ。お前のスゥームは達人の域にある。乗れ。ミラークの元に運ぼう」
ラムリーザ「待てw 盗賊ギルドに入った記憶は無いのにスリ呼ばわりすんなw」
サーロタール「気をつけろ。ミラークは強い。お前が来ることも知っている」
ラムリーザ「そうだろうな」
それはそうと、ミラークの所に送ってもらえるのなら、それはそれで助かる。
早速乗せてもらって、ミラークの所に向かうことにする。
ドラゴンライダー!
ドラゴンの背に乗るのはこれで二回目。
アポクリファの空を舞い、ミラークの元へまっしぐらだ。
なんか島に魔物がうろついているな……
サーロタールさん、懲らしめてやりなさい。
マジでやるとは……(。-`ω´-)
服従のシャウトの力は、ここまで支配できるというのか?!
適当に暴れたところで、ミラークの所に向かうとするか。
アポクリファの空をしばらく進むと、遠くに高台が見えてきた。
ミラークはそこに居るのか?
ミラークの声がする。
いよいよか……
俺の支配下にあるサーロタールは、牙を向いてミラークに突撃しようとしている。
ミラーク「やめろ、まだだ。まずは客人に挨拶せねばな」
ラムリーザ「こんばんは」
ミラーク「アポクリファの頂上で、最初のドラゴンボーンと最後のドラゴンボーンがまみえるわけだ」
すると言っておきながら、こいつは挨拶する気無いな……
また好きなことをしゃべるだけしゃべるんだろう。
まあよい。
お前の命運はこれまでなんだ。
冥土の土産に最後に好きなだけ語らせてやろう。
ミラーク「ハルメラス・モラが望んだのだろう。彼は気分屋だからな」
ラムリーザ「…………(周囲を見渡す)」
ミラーク「だが、これで奴から自由になる。アポクリファでの生活は終わった。ここでは全ての力を出せるだろうが、それはこちらも同じだ」
ラムリーザ「…………(身を隠すところはいくつかあるな)」
ミラーク「お前は死ぬ。そして私は、お前の魂の力でソルスセイムに帰還する。再び己が運命の主となるのだ」
ラムリーザ「…………(まずは身を隠して先手を取ることだな)」
ミラーク「クルジークレル! レロキニフ! 今だ!」
ミラークの掛け声が終わるか終わらないかのうちに、ダッシュでその場を離れる。
正面からいきなりやりあう気はないからな。
そしてミラークにはサーロタールが突進していった!
ミラーク「長年を経ても、こう簡単に裏切るとは……」
当たり前だ。
操っていただけだろ?
サーロタールは裏切ったわけではない。
操り主が変わっただけだ。
ミラークよ……
お前には何も無い。
お前を心から支え合ってくれる仲間は、この世に一人も居ないのだからなwwwww
前の話へ/目次に戻る/次の話へ