ソルスセイムの民全ての為に
俺の名前はラムリーザ、ドラゴンボーンである。
ミラークに対抗するために、いくつかやらねばならぬことがあった。
一つ、ミラークが汚した聖なる岩を浄化すること。
二つ、ミラークのシャウトの言葉を全て取得すること。
三つ、俺が真のドラゴンボーンであること。
服従のシャウトを使い、聖なる岩を全て浄化した。
ストルンの犠牲のもと、ハルメアスからシャウトの言葉を得ることができた。
アルドゥインを倒したのはこの俺だ。
以上をもって、ミラークに対抗する準備は整ったと言えるだろう。
ミラークが現れたのは、黒の書「星なき空の白日夢」の中だった。
今一度、この黒の書を読み、ミラークと最後の決戦を挑むときが来たのだ。
ソルスセイム、いろいろあったな……
しかしこれでソルスセイムでの全てが終わりそうだ。
ミラークを滅ぼすことは、ソルスセイムの民全ての悲願なのだ。
元々は俺の命を狙われたことで、その原因を調査する目的でソルスセイムにやってきた。
そしてその張本人はミラークだということが分かった。
俺自身の目的で行動してきたのだ。
だが……
レイブンロックのエイドリルやゲルディス。
テル・ミスリンのネロスやタルヴァス。
シルスクのブジョルドやエルマス。
スコール村のストルンやフリア。
ソルスセイムでいろいろな人と出会った。
そしてみんながミラークによって苦しめられていたと言う事がわかった。
もはや自分だけの問題ではない。
ソルスセイム全ての民の問題なのだ。
ラムリーザ「これで、最後だな」
リセッテ「いよいよね……」
ラムリーザ「本の中に入れるのは一人だけだから、リセッテ達は待っていてくれ」
リセッテ「わかったわ」
ラムリーザ「…………」
リセッテ「…………」
ラムリーザ「最後かもしれないだろ? だから、全部話しておきたいんだ……」
リセッテ「なにかしら?」
ラムリーザ「俺はドラゴンボーンで、リセッテという妻がいる」
リセッテ「…………」
ラムリーザ「サマーセット島出身で、スカイリムには叔父のアンカノが居て……」
リセッテ「知ってるからさっさといってらっしゃいw」
…………w
では突撃ーっ。
そして再びアポクリファへ――
以前見たところだな。
あの時はすぐにミラークに追い出されたが、今は誰も居ないようだ。
こっそりと進撃開始だ!
ミラークよ、首を洗って待ってろよ!
こうして、ミラークとの最後の決戦が始まった。
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