ヴァーロックの墓にて4 ~魔法の力で現れた床~
サースタン「また、謎かけだ。『道からそれるな。動かなければ死ぬ』まあ、少なくとも単刀直入だな」
ヴァーロックの墓中央広間にて、二つの鍵を使用して鉄格子が開いた先には、これまでと同じような台座とスイッチが一つ
そしてその先には道は無い……
飛び込み台みたいになっているのだ。
押すなよ「わんわんお」、お前には前科があるからな!
とにかくスイッチを動かして様子を見て見よう。
スイッチを入れてみると、飛び込み台の先に青白く光る光が足元に床のように現れた。
しかし床はじっと止まっているわけではないようだ。
道が動く?
なるほど、「道からそれるな」とは、この青白い道の上を進めばいいということか。
そして「動かなければ死ぬ」というのは、道に合わせて移動しなければ下に落ちるということだろう。
サースタン「九大神にかけて! こんなものは見たことがない。魔法の力で作られた床から現れた。本当に素晴らしい!」
…………(。-`ω´-)
このおっさんは危険だw
どうでもいいがこの時勢、神様は8つにしておこうな。
無用なトラブルを避けるために……
とりあえず落ちないように道に沿って駆け抜けるしかないようだ。
突撃ーいっ
俺はいいけど、リセッテや「わんわんお」は、ここを突破できるのだろうか?
――と思ったら、渡り終えたら普通に橋ができあがるんでやんの!
なんてこったい、苦労するのは俺だけかよ!
この先にも何度か魔法の力で現れた床を渡ることが続いた。
その都度、苦労するのは俺だけ……
俺が渡り終わると、しっかりした足場ができあがるのだ。
魔法の足場を渡り終えた先は、これまでにも何度か見てきた絵合わせの扉だ。
外側、中側、内側の印を指定されたものに合わせて、爪を差し込んで開く扉だ。
さて、ここの絵合わせの正解はなんぞ?
サースタン「組み合わせが分かる文が、無傷で残っているかしれない。」
そういうと、サースタンはそこらの壁を調べ始めた。
サースタン「おお、よし、何かあったぞ。最初のはそよ風か風に関係するようだ」
サースタン「次は夜空と月について触れている。3番目は火に関係するようだ。そして鱗についても触れている」
サースタン「おお、よし、何かあったぞ。最初のはそよ風か風に関係するようだ」
サースタンは一人でぶつぶつとつぶやいている。
だがそれはヒントのようでもあるな。
碑文から読み取れる情報はそれで精一杯のようだ。
それらをヒントにして考えなければならないのか……
そよ風か風、印で言うところでは鷲が当てはまるかもしれない。
夜空と月、隣人部とデスノート――じゃなくて、印で言うところでは狼かな?
火と鱗、ドラゴン?
つまり、こういうことか?
ビンゴ!