ヴァーロックの墓にて1 ~生贄は捜し求めるものに近づける~
サースタン「見事だろう? この墓は分からないほど長い間隠されていた。きっと何百年もの間だ」
岩の切れ目にできた洞窟、ここがヴァーロックの墓だ。
丘が割れた感じの所になっている。
サースタンは既に到着していて、中で待っていたのだ。
サースタン「この先に封印された扉がある。お前なら扉の開け方が分かるかも知れない」
その広間には、正面に鉄格子の扉で閉ざされた牢屋みたいなものがある。
そして中央には落とし穴、その中では炎が燃えている。
目の前の台座には、ドラゴン語で書かれた文字とレバーが。
サースタン「生贄は捜し求めるものに近づける、一体どういう意味なのだ?」
ラムリーザ「生贄は昔から美女と決まっておる」
リセッテ「どういう意味かしら?」
ラムリーザ「さーw」
レバーを引くと、広間の中央の落とし扉が開いたのだ。
近寄って見て見ると、まるで炉の様に燃え盛っている。
そして周囲にはドラウグルの死体が……
正面の鉄格子。
何か爪を引っ掛ける仕掛けが二つある。
その仕掛けは半分隠れているが……
サースタン「この炉が謎かけに関係しているかもしれない」
ラムリーザ「羊を火にくべることは、よくある生贄の習慣だからな」
リセッテ「ラムリーザのラムって羊って意味よね?」
ラムリーザ「どういう意味だ?!」
リセッテ「さーw」
とにかくここで何か行動を起こさないことには、先に進めそうにない。
こんなもんが生贄になるとは思えんが……
ラムリーザ「とりあえず周辺を掃除しよう」
リセッテ「ダークエルフの習慣では、火葬にするって言うからね」
サースタン「よくやった! どっちの方向にも進めるみたいだな。どうやら何をしているか分かっているようだ。案内してくれないか?」
ラムリーザ「何をやった?!」
リセッテ「どうやら生贄はドラウグルでよかったみたいね」
しかし案内しろと言われてもなー
俺ここ初めてで道を知らないぞ?
とりあえず、どっちの方向にも進めるみたいというのは、広間から左右に行った所の扉が開いたということのようだ。
それじゃ左から行きますか……
………
……
…
ここも墓場というだけあって、遺体が多く保管されている。
火葬にしていないということは、ここはノルドの墓だな。
ということはコルビョルン墓地と同じで――
ドラウグルだ!
うむ、やはりラリスよりサースタンの方が賢い。
ラリスも私を雇っていれば、労働者をあんなに大勢犠牲にすることはなかったのに。
そんなこんなで墓場から蘇ってくるドラウグルを蹴散らしつつ先に進んでいく。
サースタンと「わんわんお」が全然隠れないので、正面決戦ばかりだ。
もっとも、俺は見つかってないので、ドラウグルが狙うのは基本的に「わんわんお」だけだけどなw
しばらく先に進むと、通路が終わり新たな小部屋に到着した。
これはなんだろう?