スコール村にて ~スコール村の事情あれこれ その2~
スタルリムの地図を取り戻すことができたので、再びスコール村に戻ってきた。
夏真っ盛り。
さてと、鍛冶屋のバルドールは無事に戻ってきているだろうか?
仕事場に居た。
バルドール「また会えてうれしいぞ、友よ。船の中にエルフは居たか?」
ラムリーザ「ウッドエルフの『たまねぎ』が居たぞな、もし」
リセッテ「違うでしょ」
というわけで、バルドールに地図を返したのであった。
そうしたら、「スコールの友」の称号と、スタルリムを鍛造する技術を授けてもらったのだが
俺は鍛冶屋にはならないぞー
でもやってみた(^ω^)
スタルリム製の弓か……
まぁ、魔法の弓で十分だけどね。
実物ならアーリエルの弓もあることだし。
でもせっかくだからー
――とまぁ適当にトンカンやってたら、一人の村人から声をかけられた。
彼はサースタン。
バルドールを探しに行ってくれたということを聞きつけてやってきたようだ。
どうやら勇敢なものを必要としているようで……
サースタン「君のような冒険者の力を借りたかったのだ。仕事として手伝ってもらえないか?」
ラムリーザ「金次第?」
リセッテ「金次第です」
ラムリーザ「だよなw」
サースタン「……ヴァーロックの墓を調べたいのだ。興味があるなら遺跡で落ち合って、何が見つかるか探してみよう」
ラムリーザ「りょーかい」
要するに護衛だ。
少なくともラリスよりは頭がいい。
そこらへんの傭兵ではなく、この俺様直々の護衛を依頼するのだからなっ。
さてと……
ウルフ「お前にはオオカミの血が流れている。スコールの友よ」
ラムリーザ「なんでやねんw」
リセッテ「あなた、狼男だったのねw」
ラムリーザ「ちがーうっ! こいつも勝手なこと言うやつだ」
唐突に「オオカミの血」などといういいかげんな事を言ってきたのは、村人のウルフ。
狩り専門のファーストハンターだ。
昔は兄弟のトルキルドという者と共に狩りをしてきたようだが、兄弟の間に何かが起きたようだ。
ウェアベア?
彼の口から発せられた言葉は初めて聞く言葉だった。
ウェアウルフなら、かつてシンディングと共に旅をしたことはあるが、ウェアベア?
ラムリーザ「ウェアベアとは、なんぞ?」
ウルフ「ひねくれた野獣、ハーシーンの呪いだ。本当のクマは気高く、野生の偉大な生物だ」
ハーシーン……
またこのデイドラか。
彼の兄弟も、その呪いが降りかかったというのだ。
偶然に出会ったときは、注意するよう警告してきた。
彼は、人間だった時ですら、獰猛な戦士だった。もし野生に目覚めたときに対峙したら、極めて危険だと……
なんかやな話だなー
まあよい。
とりあえず、ヴァーロックの墓に行ってみようか。
ストルンとの会話がどんどん後回しになってらw
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