コルビョルン墓地にて ~アージダル様?~
慌ただしい日々が退屈させなくて済む。
のんびりと酒盛りでも開始しようかと思った所に、毎度の配達人が現れたのだ。
手紙の差出人はまたしてもラリス。
てがーみ
なんか今までと雰囲気が違うぞ?
金をせびるとかそういう状況じゃないようだ。
墓地の奥でいったい何を見つけたのか?
つーか怪しい。
バリマンドが脳裏にちらつく……
ラリスまで「ドラゴンボーンLOVE」になったんじゃないだろうなー?!
さっそくコルビョルン墓地に向かってみることにした。
その地点で既に異変が感じられる状況だ。
いつもならテントで構えているはずのラリスが居ない。
それだけではない……
労働者の遺体が、墓の外にまで及んでいるのだ。
ドラウグルが墓から出てきたのか?
少し周辺を探ってみたが、この辺りにはラリスの姿は無いようだ。
ラリスのテントも調べてみたが、日誌が置かれているだけだ。
どうでもいいが、ここらの日誌は一日一冊という書き方が多いのだろうか?
イルダリ然り、ラリス然り……
まあよい。
とりあえず日誌を読んだら何かがわかるだろう。
日誌は、日付を追って読んでいくと、これまでの発掘の様子や、労働者を雇いに行ったとかいう話が伺える。
この中の「親切なパートナー」って俺の事か?
まぁ、悪い気はしないな。
しかし最後の日誌がやばい。
アージダル様だと?
また何か変なのに取り憑かれでもしたんじゃないのか?
ラムリーザ「ラリスはアージダルとかいう変なのに取り憑かれたようだ」
リセッテ「何かに取り憑かれる人って、どこにでもいるものなのねぇ(じ~っ)」
ラムリーザ「とにかく俺は様子を見てくるから、外で待っててくれ」
リセッテ「わかったわ」
………
……
…
発掘は完了したのかもしれない。
しかし、ドラウグルはさらに増えているようだ。
ここのドラウグル、退治したはずなんだけどなぁ……
ドラウグルだけではない、遺体も増えている。
一体何が起きたと言うのだ?
増えたようなドラウグルを始末しつつ先に進む。
新しく発掘が進んだであろう道を進むと、新しい広間に到着した。
ドラウグルが3体座っている。
三連速射法で一気に片付けてやれ!
さて、この部屋は、中央に地下へ通じる階段があるが、鉄格子が閉まっていて進むことができない。
そして意味ありげなレバーと、回転させて絵柄を合わせる装置。
これはアレだ。
迂闊にレバーを動かすと罠が作動するというものだ。
こういう場合、部屋のどこかにヒントとなる物が隠されているものなのだ。
この部屋を見渡すと、部屋の左右に鎖を引く形のレバーがあり、その隣は閉まっている岩でできた扉のようになっている。
この鎖を引くと、閉まっている岩が回転を始めたのだ。
ここに何か隠されているな……
ほら絵柄が出てきた、ここは魚か。
左右にある鎖のレバーを回して絵柄のヒントを得て、いよいよレバーを動かしてみる
ことにする。
罠が発動してもいいように、動かすと同時に逃げるけどねw
レバーを動かしても、中央の鉄格子は全然動かなかった。
しかし部屋の片隅にあった鉄格子が開いたのだ。
ん? 何かあるのか?
鎧、か……
この墓地では、アージダルに関係のある装備が手に入るようだな。
これまでに、ブーツと指輪二つ、そしてこの鎧だ。
さて、この部屋にはもうヒントは無いのか?
――とふと壁に目をやってみる。
なんだ、分かりやすい所に絵柄のヒントがあったのじゃないか。
再び絵柄を合わせて、レバーをもう一度動かしてみる。
今度は、部屋の中央にある鉄格子が開く仕組みになっていたようだな。
さらに地下へと通じる道が開けたぞ。
ラリスはこの奥でいったい何を見つけたというのか?
続く――
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