ハイポイント塔にて ~イルダリの暴走~

 
 最近ネロスを襲っている元凶は、かつての弟子イルダリであった。
 今はハイポイント塔という所に篭っているというのだ。
 
 ネロスに塔の場所を聞いて、早速向かうことにした。

 砦の傍まで行くと、アッシュスポーンが襲い掛かってきた!
 ということは、ここで間違いないな!
 
 今回もリセッテ達は入り口で留守番してもらい、一人で奥に進むことにする。
 塔と言うが、下っていく感じになっている。

 埋まってしまった塔とでも言うのか?
 
 
 最初の部屋に、イルダリの日記が置かれていた。
 ふむ……
 ふむ……

 ふむ…………(。-`ω´-)
 
 ネロスは何でもかんでも実験台にするからなぁ
 一つ間違えたら俺も同じ目に会っていたかもしれないのだ。
 イルダリがネロスを憎む気持ちもわかるが……
 自分から志願したとも聞くので、そこは自業自得と言うべきか。
 
 まぁ、どうせハートストーンの暴走でそう思っているだけかもしれないけどな。
 カリアス将軍だって我を失っていた感じだったしな。
 
 しかし声とはなんだろう。
 またミラークが関わっているのか?
 

 塔の中には何かの繭のようなものがあったりもする。
 気になるので離れた場所から射抜いて破壊してしみることにする。

 すると中から、燃えている蜘蛛が出てきた。
 蜘蛛の繭だったか、燃えているから赤くなっていたのか。
 シャウラスには敵わんが、気持ち悪いですなーあっ!
 
 
 二冊目の日記を発見。

 なぜ一冊の本に見開きでしか書かない?
 これなら本に書かずにチラシの裏に書いていてもいいじゃないかなw
 
 しかし日記の内容は暴走しているなー
 
 イルダリは、やっぱり実験の失敗の時に既に死んだんだ。
 その後は、ハートストーンの力で暴走しているだけなんだ。

 実験の被疑者になってもらうと書いているが……
 これが被疑者の成れの果てじゃないのかねー?
 
ニヤ「助けて! お願い、助けて!」
 
 周囲を調べていたら、牢の中から助けを求める声が聞こえた。
 まだ生き残りが居たか!
 

ニヤ「助けてくれてありがとう、もうすぐあの魔女に殺されるところだった……」
ラムリーザ「イルダリのことか? 何があったんだ?」
ニヤ「鉱山を掘っている時に彼女に見つかったの」
 
 ニヤの話では、イルダリはひどく傷ついていたので、元気になるまで看病したという。
 しかしイルダリは、真夜中に襲撃し、恩を仇で返したと言うのだ。
 日誌に書いていたとおりだな。
 
 死ななかった者は捕虜にされ、実験とかいろいろ恐ろしい事をしたと言う。
 そしてニヤを除いて、全員死んでしまったと。
 
ニヤ「彼女を見つけたら、簡単には死なせないで」
ラムリーザ「難しい注文だな」
 
 俺は狙撃手だ。
 スパッと一撃で終わらせるのが信条なのだがなぁ
 もっとも急所を外しまくって、針鼠にしてやることも可能だけどなw
 
 
 だが、ハートストーンの力は生易しいものではなかったのだ。
 一撃で終わるような相手じゃなかったということに気がつくのは、もう少し後であった……
 
 
 続く――
 
 
 
 




 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

Posted by ラムリーザ