テル・ミスリンにて ~いろんな事情あれこれ~
ネロス「怠け者の執事はどこ行った? ヴァローナ! ……待てよ、死んだんだった。ドロヴァス!」
ラムリーザ「あいつ、借金漬けだぞw」
ネロス「お前の力でなんとかしてやれ」
ラムリーザ「なんでやね……(´・ω・`)」
ネロスを襲っていた元凶は、杖かハートストーンということが分かった。
ネロスは、ハートストーンが灰に命を与える事は昔から知っていたようだ。
そしてそのハートストーンが、イルダリ・サロスリールの墓の中にあったことを知らせると、ネロスは少し驚いたようだ。
イルダリというのは、タルヴァスの前の弟子であり、ハートストーンの実験の被験者になった際に死んでしまったと言う。
墓に遺体が無かったのは、ハートストーンの影響で生死の境目に留められたようだ。
それとも、イルダリはまだ生きていて、何らかの理由でネロスの命を狙っているというのか?
そこで、呪文でより具体的な答えを探るらしい。
一つ言える事。
このじじいの被験者になるのはやっぱり危険だ。
俺は、水に入ると気分が悪くなるだけで済んだが、場合によっては死ぬこともありうるということがよくわかったよ。
ネロス「太陽と月と星々の力をもって呼びかける。イルダリ・サロスリールよ、姿を現せ!」
ネロス「彼女は生きている。ハイポイント塔を探せ」
ラムリーザ「誰が?」
ネロス「お前が」
ラムリーザ「なんで?」
ネロス「ソルスセイム中を散策して回る暇はないのだ。お前が行かないのなら、タルヴァスを送り込む」
タルヴァス「げっ!」
ラムリーザ「げっじゃねぇ、お前助手だろがw」
タルヴァス「簡便してくださいよー」
リセッテ「あなた」
ラムリーザ「仕方ねーな、行ってやるよ!」
ネロス「イルダリがどのように死んだのかを面白おかしく聞かせるのだぞ」
やれやれだ……(。-`ω´-)
イルダリについてもう少し調べるために、テル・ミスリンの薬屋エリネアを訪ねることにした。
エリネア「頑固者だったよ。力への渇望が破滅を招いたのさ」
ラムリーザ「よくある話だな」
エリネア「彼女はマスター・ネロスに儀式をさせた。そして私達が裏に埋葬したの。今から20年程前の出来事だよ」
やっぱ死んでいるんじゃないか。
ハートストーンの力で蘇ったカリアス将軍みたいなものなのじゃないのかな?
――ってか、ここにおった!
ドロヴァス!
ラムリーザ「こら、ドロヴァス! 借金返せ!」
ドロヴァス「モグルルか? 奴には1000ゴールド借りてたが、もう関係ない」
ラムリーザ「関係ないだと?」
ドロヴァス「奴だってネロスの執事から金を取り立てようとするほど厚顔ではないさ」
ラムリーザ「そのせいで俺に払えと言ってきているんだぞ」
ドロヴァス「うわ、気の毒にな」
ラムリーザ「…………(#^ω^)ピキピキ」
ドロヴァス「奴は決してあきらめない男だ。金を払うか、奴を殺さない限り、ごろつきを送り続けるだろう」
ラムリーザ「ほーお、それはおもしろいことだな。で、お前は金を払う気は無いのだな」
ドロヴァス「なぜ? 金も持ってないのに?」
ラムリーザ「…………(#^ω^)ピキピキ」
こいつわ……
完全に開き直ってやがる。
エリネア「あー、そうだあんた。家の修理に必要な、ハーストラド川の源流に浸した3本の主根を取ってきておくれ」
ラムリーザ「そのぐらい自分で取ってきたらいいのに」
エリネア「この年寄りにそんな旅は到底無理だよ。もし主根が手に入ったら、源流に浸して持ってきてくれたらお礼をするよ」
……仕方ねーな。
それにしても、ここの連中はどいつもこいつも自分では動こうとしないのだな。
自分のやってることにしか感心が無いような――
――魔導師の集まるところはどこも一緒か……(;´Д`)ハァ
リセッテ「借金どうするの?」
ラムリーザ「俺が借金の肩代わりをしてやる義理は無い。完全に無視を決め込む」
リセッテ「決してあきらめない相手みたいだけど?」
ラムリーザ「ごろつきを送りつけてきたら、モグルルに目に物を見せ付けることにする!(`・ω・´)」
リセッテ「…………」
スカイリム一の荒野の狙撃手舐めたらどうなるか覚悟しとけよ。
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