東から昇る ~ハルディンを倒せ~
海賊の親玉ハルディンを退治するために、単身で砦へと向かうことになった。
しかし、霧で全然見えない……
このぶんだと、霧の中から6人の霊が出てきて、鍵爪で切りかかって来るかもしれないぞ?
ある程度近づくと、岩山が見えてきた。
しかしまだ砦は見えない。
よほど深い霧で隠しているのだろうな……
岩山の正面には亀裂があり、そこから中に入れるようになっていた。
中は洞窟のようだ。
居るのはカニばかりだけどなw
中に入ってしまえば、霧は全然関係ない。
洞窟は、途中から砦に繋がっていた。
うろついている海賊を蹴散らしつつ先に進む。
外からは霧に隠れて見えなかったが、ハルディンはおそらくここに居るはずだ。
敵に見つかって合言葉を聞かれても、「月見で一杯」などと言っておけば大丈夫なはずだ。
そしてついに砦の最上階にたどり着いた。
居た!
こいつがハルディンだな。
いつもどおり一撃で仕留めてやったるで。
ハルディン兄ぃ、さようなら!
Snipe!
ふぃ……
これで俺の仕事は終わりだ。
船に戻ってあとは他の者が戦うのを高みの見物と行こうかー。
………
……
…
ドカーン!
砦の外に出た瞬間、目の前で爆発が起こった。
いったい何が始まったというのだ?!
外には海賊のその他大勢がいて、右往左往している者、戦っている者、いろいろだ。
うおっ!
海賊に砲撃が命中!
吹っ飛んでいったよ(;´Д`)
まてよ……?
ちょっとズレていたら俺に当たっていたじゃねーかよ!
これはハルディンを倒したので、多分霧が晴れたのだろう。
すでに攻撃を始めてやがる……
ちょっと待てや!
俺はまだ敵地にいるんだぞ!(#^ω^)ピキピキ
ラムリーザ「ハルディンなら退治してきたぞ」
アデライザ「見事だったわ。霧をすばやく消してくれたおかげで、攻撃を開始できた」
ラムリーザ「それはいいのだがなー……」
アデライザ「余計な火の粉を浴びてないことを祈るわ」
ラムリーザ「無差別砲撃していたおかげで、危うく浴びるところだったけどな!」
アデライザ「ま、無事で何より。いつでも帰還できるわ、祝杯を上げましょう!」
ラムリーザ「まぁいーけどねー」
こうして、後は東帝都社の傭兵が片付けることになった。
仕事の終わった俺は、一足先にウィンドヘルムに戻ることにしたのだ。
東帝都社のオルサスに報告して、海賊退治の件はこれにて終了。
報酬を頂いて、これにて一件落着っと。