ウィンドヘルムにて ~酒場での再会、サルモール警鐘~
さて、トールビョルンという者が、金に執着しすぎているので懲らしめてほしいという依頼があったので、ウィンドヘルムの街中に向かうことにした。
もう一つあったな。
スクゥーマ中毒者に毒水を取ってきてやる話だ、ふんっ。
その毒水は、「グニシス・コーナークラブ」の中に隠しているらしい。
気は進まないが、とりあえずそこに向かうことにした。
ウィンドヘルム、もう一つの酒場だ。
あれ?
この人どこかで見たよーな……
ラムリーザ「あんたどっかで会ったな?」
マルボーン「おや、君はサルモール大使館に潜入した――」
ラムリーザ「あ、やっぱり、マルボーンだw」
マルボーン「連れはソリチュードの酒場の歌姫……、なるほどそういうことか。やっぱり惚れてたんじゃないか(ニヤリ)」
リセッテ「惚れていたって何の話かしら?」
ラムリーザ「なんでもなかとですばい(。-`ω´-)」
マルボーンは、サルモール大使館から脱出して以来、ここに隠れていたそうな。
そして頃合を見計らって、モローウィンドに行く予定だったらしい。
だが一人のカジートが、ウィンドヘルム中央門辺りをうろついていたのが気になっているのだ。
こちらを見る目・・それがそのカジートをサルモールの者に違いないと予感させているという。
そしてマルボーンが出発するのを待って、後をつけ、人気の無いところで暗殺するつもりなんだと心配している。
俺には心配しすぎのように聞こえたが、マルボーンは真剣だ。
ブレイズがどうなったか見てみると、サルモールに関して心配しすぎということは決して無いという。
そうだろうなぁ……
俺も最近、魔導師大学乗っ取られたし……(´;ω;`)
マルボーン「あのブレイズでさえサルモールには敵わなかったんだ。自分に勝ち目があると思うか?」
ラムリーザ「全く無い(キリッ」
マルボーン「命を助けると思って、どうか調べてきてほしい」
……ということになりました。
人の話を聞いてくれないマルボーン。
ああ、毒水なら酒場の二階にあったよ。
なんとおぞましいw
こんな物を飲みたがるなんて、絶対に頭がどうかしているよねっ。
さて、ウィンドヘルム中央門辺りのカジートか……
全く人騒がせな、これだからカジートは――
暗殺者らしくて危険なので、リセッテは酒場に待機してもらい、一人で向かうことにした。
ウィンドヘルムの門の傍には、カジートのキャラバンがやってきていた。
どうせスクゥーマ販売人なんだけどな、ふんっ。
店番をやっているマドランに、サルモールの密偵かもしれないカジートのことについて尋ねてみた。
そしたら、「あいつは仲間なんかじゃない」と言い出したのだ。
その者の名は、ジダサール。
マドラン「サルモールの屑の? カジートに面汚しめ……」
どうでもいいが、エルスウェーアって、アルドメリ自治領と同盟してなかったっけ?
カジートの中にはサルモールを嫌っているのも居るものなんだな。
それよりもジダサールだ。
ラムリーザ「マルボーンについてだが――」
ジダサール「マルボーンが? お~、それはなにより。理解しあえたようだ」
ラムリーザ「何を理解するのだ?」
ジダサール「それはな……、こういうことだ!」
おまっ!
そう来るか、よかろう。
それならばこいつに一発、新技をお見舞いしてやろうではないか!
プロ――
ゴル・ハー!
さるっ!
シダサール「…………」
ラムリーザ「…………」
シダサール「九大神、タロスではなく真の神ラムリーザのために……」
ラムリーザ「( ^ω^)b グッジョブ!!」
人を操れるというのは本当らしいなw
ジダサール「世界に微笑みがもたらされんことを……」
ご苦労様!
シダサールはこんなメモを持ってました。
………
……
…
マルボーン「それは素晴らしいしらせだ、すぐに出発すべきだろう。今しかない!」
ラムリーザ「ま、元気でな」
マルボーン「本当に助かった!」
そう言ってマルボーンは、長い間サルモールから盗んできたものの一部を報酬として渡してきた。
そしてそのままモローウィンドに向かって旅立って行った。
これで片付いたな。
リセッテ「あなたは追われてないの?」
ラムリーザ「追われまくって、ソリチュードで勧誘攻撃食らいまくっていたじゃないか……(;´Д`)」
リセッテ「…………」
ちょっと待て……
サルモールの邪魔をしてしまったよ?
これでよかったのか?
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