大地の岩の呪縛を解き放とう
レイブンロックにて。
新しい執事を探している間に、気が付けば夜中になってしまっていた。
夜中と言えば――
町の人が、外れにある大地の岩へ向かい始める頃だ。
まだ操られているのは夜の間だけだが、その内一日中になるという。
その前に解放してあげなければな……
石柱にゴルを放つと、黒い化け物が出てくるのが定番となっているようだ。
この辺りで良いだろう。
早速始めるか……
リセッテ「プロサルファー?」
ラムリーザ「おほんw」
調子狂うなぁもーw
ゴルッ!
ラムリーザ「……ゴサーティン!」
リセッテ「……変な人」
などと、のんびり言葉遊びをしている場合ではない。
大地の岩周辺に建造されていたものが吹っ飛んだ!
そして出てきたぞ黒いやつ!
ルーカー・センチュリオンという名前らしいが――
奴はこれまでと同じように、触手を伸ばして暴れ始めた。
そして正気に返り、慌てて逃げ出す町の人々。
その隙間から一撃を叩き込むチャンスを伺う俺。
ルーカーも俺の姿を見つけて、今度は触手を飛ばしてきた!
相打ちの図(。-`ω´-)
………
……
…
ふぃ……
相打ちになったが、意外と平気だ。
ネスロスの魔法の加護でもあったか?
とにかく、これでレイヴンロックもミラークの魔の手から逃れることができたわけだ。
鍛冶屋のグローヴァーなんぞは、操られていたことに憤りを感じて荒れ狂っているもんだ。
うむ、それならミラーク退治に是非参加してもらいたいですな。
雑貨屋のフェシスも操られていたことは不快だったようだ。
どうぞどうぞ、あなたも参加してください(^ω^)
なにはともあれ、これでレイヴンロックも平穏が戻るだろう。
ミロール「この辺りを誰が仕切っているか、ミラークに示したわね!」
ラムリーザ「つまり、俺が仕切っているということか?」
ミロール「あっ、ネッチゼリーが足りないわ。来月まで待ってもらわないと、数が集まらない!」
ラムリーザ「なんやそれ?」
グローヴァー「人の心を盗むなんて、絶対に間違っている。あのイカれ野郎から救ってくれてありがとよ」
ラムリーザ「……どういたしまして(。-`ω´-)」
リセッテ「(じ~っ)」
その力を得ようとしている者がここに一人……
悪用だけは絶対にいかん力だな……