チャルダック遺跡にて5 ~最後のキューブ~
最後のキューブを求めて、ついにチャルダック遺跡の最深部に向かうことになった。
ここが最深部――
そこは、ドワーフの回転するカッターが仕掛けられた間であった。
手前には罠のスイッチが――
頼むから踏んでくれるなよ、わんわんお……
カッターの動きをよく見て、当たらないように進んだ先は――
キューブ発見!
しかし足元には罠が……
横にある顔の置物の目の部分が怪しい。
踏んだらそこから何か出てくるのがわかっているから踏むなよ……
さて、これで全てのキューブを手に入れたことになるな。
しかし、キューブを手に取ったとたんに、どこからとも無く水が押し寄せてきたのだ。
汚染水……(;´Д`)
ラムリーザ「汚染水、汚水……、というか灰汁(;´Д`)」
リセッテ「どこか綺麗な水場で水浴びしたいわね」
ラムリーザ「リフテン北の温泉地域とか?」
リセッテ「あ、いいねそこ」
とにかく広間に戻ろう。
なんか「わんわんお」が沈んでいるしw
ネロス「キューブはあったか? よしよし、ならばこのキューブを取って先に進もう」
ラムリーザ「待った、それを取ったら水位が――」
ネロス「気をつけろ。両方のポンプが止まって、水位が前より高くなっているぞ」
ラムリーザ「わかっとるわい!」
リセッテ「要人様よ、失礼ですよ(ボソッ」
ラムリーザ「ネロス殿、わかっておりますわよ!」
リセッテ「何で『オネエ言葉』になるのよww」
せめて俺達が戻ってからポンプ動かせや!
ネロス「思ったより簡単だったな。汚れ仕事を引き受けてくれて助かっているよ」
ラムリーザ「いえいえネロス殿、どういたしましてですわ」
リセッテ「もう要人じゃなくていいから、普通にしゃべってちょうだい……(´-ω-`)」
まぁ、ボイラーに戻るには、結局泳がなければならないんだけどな。
この広間、完全に水浸しだしなー。
さて、再び汚水を通り抜けて、ボイラーのある広間に戻ってきたぞ。
そら進めーっ!
キューブの数は5つ。
そのうち1つを使って、ボイラーの位置まで水位を下げるのだ。
そして残りの4つをボイラー作動に使用すればよい。
キューブを設置すると、ボイラーは回転を始め、蒸気を発しだした。
こんな具合にな。
ドゥーマーの遺跡の動力源は蒸気か。
プシュー、プシューいってるもんな。
ラムリーザ「プシュー、プシュー」
リセッテ「マネしなくていい」
ネロス「うまくいったようだな。よし。予想より時間がかかったが、とにかくできた」
ラムリーザ「さて、いったい何が起こるのやら……」
ネロス「気をつけろ! またスチーム・センチュリオンだ!」
またかーっ!
なんか動作させるごとに動き出しやがる。
いい加減、くどいよっ!
ふぃ……
ネロス「上の階に戻って、閲覧室に蒸気が来ているかどうか見てみよう。来ていたら、例の本も簡単に手に灰はずだ」
いよいよ黒の書との対面か。
長かったな……
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