チャルダック遺跡にて1 ~最強コンビ誕生?~
チャルダック遺跡――
古代ドゥーマーの都市であり、黒の書が眠っている場所。
しかし今では、強奪者の住処と化している……
そういう邪魔者はネロスが片付けてくれるのだ。
ネロス「私はテルヴァンニ家のマスター・ヴィザードなのだぞ!」
などと叫びながら、そこら辺に居た強奪者を片付けていってしまうのだ。
ネロス「元素そのものが言いなりなのだ!」
言葉の意味はわからんが、とにかくすごい自信だ(謎)
流石マスターウィザード。
魔法の腕はネラカー以上、まさにホンモノだ。
それに引き換えウィンターホールドのアークメイジの魔法力はなんなんだろうねー。
――って、しつこいか(^ω^)
かと言って、全部任せてしまうのもアレだ。
吸血鬼との戦いの時のように、暇になってしまう。
対岸に強奪者が二人。
ここは俺の弓で――
ミーコ「わんっ! わんっ! わんっ!」
わんわんおも飛び出して行った。
みんな活躍しようと躍起になっているな?
ひとーつ。
わんわんおの目の前で射抜かれて倒れる強奪者。
へっへっへっ、一丁上がりだぜ。
残るはリーダー格っぽい奴だけ。
あ――
くそー、ネロスの魔法がちょっと早かったか!(^ω^;)
とまぁ、一撃必殺の魔法と弓が揃ったパーティ。
これって最強なんじゃないかなーあ。
ラムリーザ&ネロスのコンビ名は、と。
ネロス「チャルダックのドゥーマーは、制御用の台座を好んでいたようだ。幸い、前に行った時に制御用のキューブを見つけた」
そう言うと、ネロスは立方体の置物を見せてくれた。
アバンチンゼルに返しに行った辞典みたいだな。
ネロス「無知な馬鹿どもが入らないよう、扉は封印しておいた。私が解除しよう」
ネロスはそのキューブを台座にセットする。
すると、扉にかかっていた壁が開き、扉を開くことができるようになった。
本は中にあるようだ。
中へ――
中は円形のドームになっている。
そしてその中央に保護ケースがあり、中に黒の書が保管されているのだ。
どうやれば取り出せるのだ?
ネロスの話では、この部屋に蒸気を供給できれば開くはずだ・・と。
そしてその蒸気を送り出すボイラーは、遺跡の奥にあると言う。
ネロス「ついてこい」
そう言うと、ネロスはエレベーターを動かして遺跡の奥へと進んで行った。
チャルダック遺跡探検は始まったばかりだ――
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