スコールの村にて ~破壊の使徒、救いの神~
スコール村。
ソルスセイム北部に位置するノルドの村。
空で何かが渦を巻いている。
これが、フリアの言っていた村を守る結界か?
村の中は静まり返っていて人気が無い。
家も全て閉ざされているようだ……
村の人が全て操られてしまったというのも本当のようだな。
村の中心で、空に向かって気を放っている一団を発見。
この人たちが、フリアの父親を始めとし、村を守っている人々だ。
フリアは、黒幕がミラークだったことを父に告げ、何があったかを話すよう俺に言ってきた。
そこでフリアの父ストルンに、ミラークを見たということを伝えることにする。
ミラーク聖堂で黒の書を読むことで飛ばされた先にミラークがいた事を。
ストルンは、ミラークが完全に居なくなっていないということを懸念していたようだが、今回の出来事で現実となったわけだ。
ストルン「そなたもミラークのようになるのか? やはりドラゴンボーンなのか?」
ラムリーザ「ミラークはドラゴンボーンだと言っていたけどなー」
ストルン「言い伝えでもそうなっている。となるとそなたもドラゴンボーンなのだな。両者の間には繋がりがあるのかもしれん」
ラムリーザ「共にドラゴンボーンだったらどんな意味があるんだ?」
ストルン「はっきりとは分からない。そなたが我らにとって救いとなるのか、それとも破滅となるのか……」
ラムリーザ「『ドラゴンボーン^^』は、破滅の使徒となりうるであろうw」
リセッテ「ちょっと、ふざけている場合じゃないでしょ?」
ストルンは、ミラークについて他に知っていることを教えてくれた。
それは今まで見てきたことを納得させることであった。
ミラークに呪縛されたものは、我を忘れさせられて本来の意思とは異なる行動をとらされると言う。
初めは夜の間だけだったが、そのうち寝る間も惜しんで動かされるというのだ。
レイブンロックのミロールとかは、初期症状だったわけか。
そこでストルンは、「サエリングズ・ウォッチ」に行き、そこでミラークが遥か昔に学んだ言葉を学ぶよう言ってきた。
そして、それを「風の岩」に使うのだ。
祠を破壊すれば、村人に対する呪縛を断ち切り、開放できるかもしれない、と。
言葉、スゥームか。
ストルン「同じドラゴンボーンであるそなたなら、同じ力を使い、願わくばより良き結果をもたらしてくれるかもしれん……」
うむ。
なんか期待されとる。
まぁ、ミラークは気に入らない奴だから、喜んで破壊の使徒、じゃなくて救いの神となってやろう。
サエリングズ・ウォッチ、か。
場所は島の中央北部。
海岸沿いに一旦北に出てみるか――
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