ミラーク聖堂にて ~ミラークと初対面~
フリア「ここには闇の魔法が働いてる、注意して」
ミラーク聖堂で見つけたもの、それは黒の書であった。
黒の書――
これはブラッドスカル墓地の奥地で見つけたものと同じようなものだ。
フリア「この本、なんだか妙だわ。これよ……、探している物かも」
この本を読むとどうなるかは、もう分かっている。
ハルメアス・モラの空間に飛ばされるのだ。
ラムリーザ「やっぱ読むのは俺?」
フリア「そうね、よろしく頼むわ」
そうなるかやっぱり。
じゃ、再びハルメアス・モラの空間に行ってくるか――
本を開くと、不思議な感覚に囚われるのだ。
そして辺りが暗くなって――
ミラーク「間もなく時が訪れる……」
ん? この声は?
どこかで聞いたような……(。-`ω´-)
気が付くと、目の前に妙な面をつけた者が現れた。
周りには「はなまどう」と、背後にドラゴン?
ミラーク「ああ、ドラゴンボーンだな、感じるぞ。だが――」
そうか!
こいつがミラークか!
ミラーク「アルドゥインを倒したか……、やるな。地上にいた時は、自らの手で奴を倒すこともできた」
ミラーク「ドラゴンボーンが持ち得る真の力など、貴様には分かるまい!」
ムル・クァ・ディィヴ!
ミラークはシャウトを使用した。
すると、奴は鎧を纏ったような姿に変わったじゃないか。
そんな使い方もあったのか……
確かにドラゴンボーンが持ち得る真の力、俺はあまり知らないのかもしれない……
だがな、俺はその力が全てじゃないんだからな!
ミラーク「タムリエルの民とともに、私の出現を待っていて貰うぞ」
ちょっと待て! 俺はまだ何も話してないぞ!
正当性がどうのこうの言ってやりたいんだがなぁ。
あ゛ー
そして、暗転……
………
……
…
フリア「あなたに何が起こったの? 本を読んだら、その後……」
気が付くと、先ほどの場所に戻っていた。
フリア「まるでここにはいないようだったわよ。姿は見えているけど、透けているの!」
ラムリーザ「ドラゴンに乗った奴を見た。確信は持てないが、たぶん奴がミラークだ」
フリア「じゃあこれは危険な代物ね。村へ戻って、父に見せるべきだわ」
この書はミラークの居場所に通じているというのか……
くっそ、何も言えなかった!
言いたいことは山ほどあったのだがなー。
まあ仕方ないか。
フリアとともにスコールの村に向かい、そこで対策を考えるべきだな。
行くぞっ。
「フロスムンド墓地」はどうしようかねー?
とりあえずこの書について一段落するまでは、待ちぼうけしていてもらおう。
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