ミラーク聖堂にて ~力を誇示する者~
フリア「どこまで続いているのかしら? ミラークの力が凄かったとは聞いていたけど、これほど巨大な聖堂を作るなんて……」
ミラークについて調べるために、フリアとともにミラーク聖堂を探索している。
ちょっと気になるのが、フリアがミラークに対して語るとき、過去形だということだ。
やっぱ今はもう滅んでいるんじゃないのか?
ポテマみたいに復活させようとしている狂信者がいるだけじゃないのかな……
ミラーク聖堂と聖域は、大成の壁へと通じていた。
ジェイザルゴに対抗して「大成」の壁とと呼んでいるが、本当の名前は何なのやら……
フリア「ミラークが竜教団を裏切ったことは知っているけど、死骸をこんな風に晒すなんて……」
ラムリーザ「何? 晒し?」
おーおー
フリア「ドラゴン達が聖堂を破壊したのも不思議じゃないわ。死骸が戦利品みたいに晒されていたら、完全に激怒したはず」
ラムリーザ「そのうちミラークにも同じ目に遭わせてやるさ」
シロディールの守護者伝外伝によると、たまねぎの死骸をショーケースに入れたことがあるとかなんとか――
ミラークの遺体は、盛大に飾り付けてあげようではないか(^ω^)
それはさておき、ここで手に入れたシャウトは、「防御 ドラゴンアスペクト」でした。
俺は毎回これでまた大成に一歩近づいた……とか言ってるけど、俺ってあまりドラゴンボーンの力、活用していないんだよなぁ……
フリア「何か様子が変よ、気をつけて!」
なんぞ?
振り向いてみると、いつの間にか背後にドラヴルの群れが現れていた。
そういえばこの部屋に入ってから、5つの棺が気になっては居たんだが、壁画の力を手に入れたら動き出す仕掛けだったのか?!
乱戦の中、フリアもリセッテも膝をついてしまったが、俺は健在だ。
くたばってろ!
ってか、リセッテが危険な目に遭うなんて……
「わんわんお」はどこに行った!!
あいつまた居なくなってやがる……
そもそもリセッテは、離れたところからクロスボウ撃てばいいのに、何で接近戦挑むんだよ……
………
……
…
この間が一番奥かと思ったが、調べてみると棺の中に扉が隠されているのが分かった。
隠し扉。
鍵がかかっているようだが、先ほど退治したドラウグルの一体が、「ミラーク聖堂の鍵」を持っていたので、それを試してみることにした。
扉の先は、食堂のような広間に続いていた。
ここは隠し扉の先だが、かつては人が大勢居たのだろうか?
フリア「行き止まり?」
ラムリーザ「――のようだな」
フリア「そんなはずはない、まだ先があるはずよ! 辺りを探して!」
ラムリーザ「はいはい」
フリア「食堂で何か見つけたら教えるわ」
他力本願な姉御だなー(^ω^)
やつぱアレか?
ノルドは頭使うの苦手かい?
探せと言われてもなー。
この部屋にも何もないな。
ってか「わんわんお」、どこに行ってたんだ?
いつの間にか戻って来ているぞ?
食堂とこの部屋の間に一本通路があるぐらいで、他に通路は無さそうだ。
部屋を一通り調べても、魂石があるぐらいであとはガラクタだけだ。
とりあえず通路も調べておくか……
スイッチ発見。
他に調べても何も無さそうなので、このスイッチを動かしてみる。
フリア「やっぱり! 食堂に秘密の通路があったわ」
ラムリーザ「なんか喜んでいるぞ」
リセッテ「きっとそのスイッチで、食堂に変化が起きたのよ」
食堂に戻ってみると、先ほどまでは無かった抜け道が、棚と棚の間に現れている。
フリア「きっとこれね。さあ、急ぎましょう」
何か知らんが、フリアが自分で見つけたような気になっとるみたいだ。
調子のいい姉御だなー(^ω^)
聖堂の探索はまだまだ続く――
前の話へ/目次に戻る/次の話へ