ミラーク聖堂にて ~ミラークについて~
さて、ブジョルド一団と共にシルスク広間をリークリングから奪還した。
次はフロスムンド墓地という所を目指すことになったのだが――
シルスク広間の向こうには、大きな建造物らしき物が見えている。
なんだか気になるので、立ち寄ってみることにしよう。
途中には石柱があり、ここではリークリングがお祈りしたり掘ったりしている。
リークリング戦士「ユチャアアア、トゥンガー、チャ、ティウェキ」
何を言っているのかさっぱりわからん!
ここはもうスルーして、大きな建物を目指すことにする。
建造途中って感じだな。
周囲には、やはり操られたような人々が……
しかしここは石柱と違って建造物だ。
中はいったいどうなっているのやら?
………
……
…
ぶつぶつとつぶやきながら建設している人々を尻目に、大きな建造物の中に入って行く。
そもそもここはいったい何なのだ?
すると、中で叫んでいる人が一人。
フリア「あなたを操っている物と戦って!」
どうやら彼女だけは、ソルスセイムの異変に気が付いているみたいだな。
レイヴンロックの人々は、異変を異変と感じていない人ばかりだったが……
しばらく様子を見ていると、彼女はこっちに気が付いたようだ。
フリア「そこのあなた、ここに何の用? なぜここにいるの?」
ラムリーザ「いやまー、なんというか、大きな建造物が見えたから、何なのかなーってね」
リセッテ「あなたは誰?」
フリア「スコールのフリアよ。ここにいるのは村人を救うため、場合によっては復讐するためよ」
ラムリーザ「救うって、誰から?」
フリア「はっきりとは分からないけど、何かがソルスセイムの住民の大半を支配してしまっているの」
リセッテ「レイヴンロックやテル・ミスリンも支配されてたわ」
フリア「おかげで、彼らは自分が何者かを忘れ、岩や土地を汚す恐ろしい代物を創る為に働いているのよ」
ラムリーザ「――で、結局これは誰の仕業なのだ?」
フリア「私の父で、部族の呪術師ストルンは、ソルスセイムにミラークが戻ってきたのだと言うの。でもそれは有り得ないわ」
ラムリーザ「いや、俺はそのミラークに殺されかけたのだが……(。-`ω´-)」
フリア「じゃあ、お互いに事の真相を調べる理由があるわね」
話を聞くと、この下に聖堂があるらしい。
つまり、ここが噂の「ソルスセイムの聖堂」というやつか。
フリアにミラークについて聞いてみると、今までとは違って多くの情報を得ることができた。
ソルスセイムの誕生と同じくらい昔に、ミラークは多くの者達と同じく、教団の司祭としてドラゴンに仕えていたそうな。
しかし彼は反逆をして自分の道を切り拓いたのだ。
だがその代償は大きく、言い伝えによると、彼はソルスセイムを我が物にしようとして、ドラゴン達に滅ぼされたと言われている。
ふむ。
ならばミラークはもう死んでいるはずなんじゃないか?
それともハートストーンとやらの力で蘇ったのか?
などと話をしていたら、ミラークの信者が再び襲い掛かってきた!
話の邪魔をするなよ!
この狂信者め!
こいつが出てくるということは、ここはミラークにとって重要な場所と言えるかもしれないな。
それはそうとして、フリアの話ではソルスセイムで呪いの影響を受けなかった者はほとんどいないそうだ。
だろうな……(。-`ω´-)
レイヴンロックも昼間は一見普通に見えるが、深夜になると異常なことが起きているしな。
テル・ミスリンにもほとんど人は居なくて、多くの人は石柱で作業に従事していたし。
シルスクではリークリングが操られていたしなぁ。
だがフリアは、アミュレットを装備して、スコールの人々を捕らえたものが何であれ、身を守れるようにしたのだ。
ラムリーザ「つまり、一人でここに来たのか?」
フリア「私が救う方法を見つけられなければ、人々に希望はないわ……」
どうやら、真相を調べるために、聖堂を調べる必要が出てきたようだ。
俺にとってはこっちの方が大事だから、「フロスムンド墓地」は後回しw
待ちぼうけさせてしまうが仕方ない。
俺はミラークについて調べるために、ソルスセイムにやってきたのだからな。
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