レイヴンロックの市民権獲得
さて、アッシュファロー要塞にてヴェンディルは滅び去った。
モラグ・トングと呼ばれるモローウィンド出身の暗殺者を率いていたが、俺の敵ではなかったようだ。
このことをエイドリルに伝えるために、再びレイヴンロックへ戻ることにした。
すると突然奴が現れたのだ!
ぬおっ?!
ラムリーザ「出たな! 変態め!」
配達人「何故だ! ちゃんと着てきたぞ!」
ラムリーザ「服を着ているとは珍しいじゃないか!」
配達人「それが普通じゃないか?!」
ラムリーザ「お前が言えたことか?!」
リセッテ「まあまあ、この人が来るってことは、何か配達物があるってことでしょ?」
ラムリーザ「ソルスセイムまでご苦労なこったな」
リセッテ「あなたの叔父様からかしら?」
ラムリーザ「…………(;´Д`)」
配達人「レイヴンロック近くで興奮した感じのダークエルフに渡された。できるだけ早く渡すようにと念を押されたよ」
ラムリーザ「誰や」
配達人「えっと、ラリスとか言ったかな?」
リセッテ「どうやら発掘に進展があったようね、後で行ってみましょうよ」
うむ、そんな話もあったな。
たしか1000G出資してパトロンになったんだっけな。
その前にエイドリルだ。
ラムリーザ「ヴェンディルを退治してきたぞい」
エイドリル「ならばようやく終わりだな、これで。ところでレドランの衛兵はどうなったのだ?」
ラムリーザ「着いた時にはもうやられてたよ。相手はモラグ・トングの暗殺者だっけな」
エイドリル「ええい、彼らを送ったのは民を守るためで、被害を出すためではないのに!」
ラムリーザ「全て退治して、仇討ちはしたよ」
エイドリル「うむ、素晴らしい、実に素晴らしい! モーヴァイン評議員が聞けば、たいそう喜ぶだろう!」
ということで、評議員の所に向かうことになった。
この事で、何を貰えるのかなー?
従士にでもしてくれるのかなー?
モーヴァイン「レイヴンロックの民のためにしてくれた事は、旅の訪問者に期待することをはるかに越えている。心から感謝する」
ラムリーザ「いやぁ、それほどでも……、あるよ♪」
モーヴァイン評議員は、ヴェンディルを倒したことを非常に評価してくれたようだ。
そして、活動相応の報酬を頂くことになったのだが、それはゴールド以上の価値があるものだとか。
それは、セヴェリン邸とレイヴンロックでの市民権だった。
セヴェリン家が罪人と分かったので、その財産を没収し、それをそのまま頂ける事になったのだ。
ふぃ……(。-`ω´-)
リセッテ「何をやってるのかしら?」
ラムリーザ「市民になったつもり」
リセッテ「市民と評議員は違うと思うよ」
ラムリーザ「なにぃ?!」
というわけで、俺達はレイヴンロックに活動拠点を設けることができたのだ。
これが新しい家。
ソルスセイムは、ずっと灰が降っている状態だから、このように隙間の無い構造の家が普通なんだよね。
あと頂いたのが市民権。
それって、従士みたいなものかな?
ラムリーザ「金の方がよかった?」
リセッテ「金なら他の方法でも手に入るわ。それに、家も財産の一つだしね」
ラムリーザ「市民権という従士の称号みたいなものも手に入ったしな」
リセッテ「家がたくさん増えて、管理がしにくくなったね」
ラムリーザ「とりあえず、本拠地はソリチュード、別荘がレイクビュー」
リセッテ「ここは?」
ラムリーザ「ここは灰だらけだしなー」
なにはともあれ、レイヴンロックでの俺の立場は大きなものとなったのだ。
ソルスセイムにも家ができたことだし、これはこれでめでたしめでたしってことだね。
前の話へ/目次に戻る/次の話へ