テル・ミスリンにて ~召喚好きなダンマー~
テル・ミスリンにある巨大キノコは、マスターウィザードネロスの住みかだった。
彼がネロス。
友人の為に日が暮れるまで走って戻ったこともあるんだろうなぁ……
ウラッグ「それはメロスだ……」
ラムリーザ「走れネロス!」
ウラック「違う」
ネロス「何だお前は? 塔に招いたおぼえはないが、有意義な訪問だと願いたいな」
リセッテ「かなり強力なウィザードのようですね」
ネロス「お前が生涯出会う中で、最も強大なウィザードである可能性が高い。他に杖用の付呪器を作れそうな者がいるか?」
ラムリーザ「杖ならネラカーが何本でも作ってくれるぞ」
ネロス「お前はどうなのだ?」
ラムリーザ「ウィンターホールドのアークメイジ、一応……(。-`ω´-)」
ネロス「なるほど、お前がマグナスの杖を取り戻したのか。お見事だな」
――とまぁ、ネロスとはとりあえず温和に話し合えることができた。
なんか誰かに狙われているので、確かめるつもりだと言っていたが……
また、研究中の呪文があるようで、できれば手伝ってもらいたいことがあると申し出てきた。
なんでも「アッシュスポーン」を召喚できればと考えているようなのだ。
外で実験していた者と言い、召喚術が流行っているようだな。
そういえばモローウィンド出身のブレリナは、召喚術を専攻していたなー。
ダンマーは召喚好き、っと。
ラムリーザ「で、どのように手伝えばよい?」
ネロス「アッシュスポーン由来の灰を試料として使えれば、大いに役立ちそうなので採集してきて欲しい」
というわけで、「灰の抽出器」を受け取り、それを使って灰を集めてくることになった。
アッシュスポーンの灰か……
これまでに何度かやつけてきたが、灰はスルーしていたなー。
拾ってきていたらよかったか?
とりあえずここには他には何もなさそうだ。
一旦外に出て、灰を集めるなり、アッシュファロー要塞を目指すなり、ソルスセイムの聖堂を探すなりするか。
………
……
…
外に出ると、先ほどまで外で実験していたタルヴァスが慌てて駆けつけてきた。
なんだよ、召喚失敗でもしたのか?
タルヴァス「力を貸してほしい!」
ラムリーザ「なんぞ」
タルヴァス「アッシュ・ガーディアンを召喚したんだけど、暴走してしまった!」
ラムリーザ「あほかw」
リセッテ「始末してあげましょうよ」
ラムリーザ「そうだな、始末してやってもいいぞ」
タルヴァス「ありがとう! そう言ってくれると思ってた! マスター・ネロスの注意を引き付けておくから、今のうちに早く!」
ラムリーザ「必死だな(^ω^)」
全く困ったやつだ。
あれがアッシュ・ガーディアンか。
ゴーレムみたいなやっちゃなぁ。
行け! 足止めだ「わんわんお」!
――燃える犬(^ω^)
その隙に魔法の弓を準備して、と。
こっちに向かってくるな!
んでもって、どーん。
ふぃ……
こんなもんだ。
………
……
…
さて必死なタルヴァス君を落ち着かせに行ってやろう。
タルヴァス「アッシュ・ガーディアンはまだ始末できないかな? マスター・ネロスに知られたら、殺されるか、さらに酷い目に遭わされる!」
ラムリーザ「もちつけ、アッシュ・ガーディアンなら軽く始末したぞ」
タルヴァス「それはよかった。マスター・ネロスに知られたら、きっと罰を与えられたと思う……」
そしてお礼にアッシュ・ガーディアンの呪文を教えてもらった。
あまり使いたくないけどな……
ちなみに、そのアッシュ・ガーディアンは、「ハートストーン」無しで唱えた場合、暴走するらしい。
……知っててなんで暴走させた(。-`ω´-)
まいっか、どうせ召喚使わないしな。
さて、改めて灰を集めるなり、アッシュファロー要塞を目指すなり、ソルスセイムの聖堂を探すなりするか。
しかし気になることが……
ここテル・ミスリンにもありました。
ここで我々は苦役する……
これはいったい何が何の為に作っているのだろうか?
さっぱりわからんっ!
こいつらちょっとおかしいし!
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