復讐の時 ~確固たる証拠~

 
 ウレン家の先祖の墓に現れたのは、ティリス・セヴェリンという者だった。
 彼女が怪しいと思われるのだが、エイドリルは確固たる証拠もなく告発することはできないというのだ。
 
 そこで、セヴェリン邸へ証拠が無いかどうか探りに行くことになったのである。

 そしてここがセヴェリン邸だ。
 どの家も同じように見えるのだがな(^ω^)
 
 鍵がかかっていたので、とりあえずエイドリルから受け取った鍵を使ってこっそりと侵入することに……
 もうなんだか家に潜入するのにも慣れてきたなー。
 家の中には女性が二人。
 ティリスとミッリかな?
 
 ――と、突然ティリスは襲い掛かってきた!
 
ティリス「長年の計画を台無しにはさせないわよ!」
ミッリ「フラール家のために! ヴィラール・ウレンのために!」
 
 リセッテと「わんわんお」に反応しやがったな!
 それに、尻尾を出したな!
 やっぱりお前等が密偵か!

 ならば片付けるのみ!
 しかし黙って居ればわからないのに、自分から暴露するとはなぁ……
 こっちを不法侵入で逆に訴えることもできるのにw
 
 
 まあよい。
 
 
 くたばれっ!

ティリス「フラール家は……、復讐を果たす……」
 
 
 ふぃ。
 
 
 これで、告発するとか言う以前に、片付けてしまったことになるな。
 さて、今更感が漂うが、証拠品を探すとするか。
 
 とりあえず襲い掛かってきた二人の懐を探ってみると、金庫の鍵が出てきた。
 証拠品を隠しているとすれば、金庫の中かもしれないな。
 金庫は――

 うむ……(。-`ω´-)

 ウレン家の者からの手紙だな。
 これぞ揺るぎ無き証拠だ。
 

 ………
 ……
 …
 

エイドリル「セヴェリン邸で何か手がかりは見つけられたか?」
ラムリーザ「ほら、この手紙とかどうだ?」
エイドリル「ついに尻尾をつかんだか!あとは追い詰めて、しかるべき裁きを受けさせるだけだ」
ラムリーザ「ティリスとミッチなら、襲い掛かってきたからセヴェリン邸で退治したけどな」
エイドリル「手紙によると、敵はアッシュファロー要塞に潜んでいるようだ」
ラムリーザ「ち、本隊が残ってたか」
リセッテ「あの二人は密偵にすぎなかったのよ……」
エイドリル「配下のレドラン衛兵のうち、最精鋭の2名を送って対処させる。できる限り、彼らに協力してやって欲しい」
ラムリーザ「わかったよ」
エイドリル「しかし、無事なようでよかった。他人を戦いに送り込むのは好きではない……」
 
 好きではないといいつつ、また戦いの場に送りこんで協力させたいのなw
 アッシュファロー要塞か……
 フロストモス砦よりもさらに北にあるらしい。
 どうせなら単身乗り込んで、狙撃したほうが楽な気がするんだけどなー。
 

 ………
 ……
 …
 

 夜中の0時を回ったというのに妙に明るい。

 北の果てでは、夏になると白夜という真夜中になっても薄明な現象が起きると聞く。
 ソルスセイムはスカイリムの北東、スカイリムよりも北国なのだ。
 つまりそういうことなのだろう。
 
 それよりも、気になることが起きている。

 確かシンディリはエイドリルの妻であり、グローヴァーは鍛冶屋だろ?
 何だか町外れにある石柱で、操られたかのように掘っている連中と同じような感じになっているのだが……
 

 この町、大丈夫か?
 
 
 
 




 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

Posted by ラムリーザ