復讐の時 ~ウレンの一族の密偵~
リセッテ「じ~っ」
ラムリーザ「なんぞ?」
リセッテ「酒盛り始めないように見張っているの」
わかってますよ……(。-`ω´-)
というわけで、エイドリルの頼みで、まずはゲルディスの話を聞くことにした。
ゲルディスの話では、聖堂の近くのウレン家の先祖の墓に、誰かがアッシュヤムを捧げて行ったそうだ。
その誰かを、墓の中で待ってみるとよいと言うのだ。
ウレン家の先祖の墓か……
先祖の墓と言えば、レイヴンロックに来た初日にアッシュスポーンを片付けた所だな。
リセッテ「ダンマーの埋葬、火葬と言うのを見ると、やっぱり異国に来たって感じね」
ラムリーザ「リセッテもモローウィンドは始めてなのか?」
リセッテ「ええ……あ、そういえばあなた、以前モローウィンドに行こうって言ってたね?」
ラムリーザ「いつの事だ?」
リセッテ「ストームクロークとの和平交渉から帰ってきた日よ」
ラムリーザ「あれは違う……(;´Д`)」
嫌なこと覚えてるなってこった・・w
リセッテ「あの頃のあなたって、非常にそそっかしかったけど、最近は何だか落ち着いているわね」
ラムリーザ「大事なことはリセッテに任せているから……」
リセッテ「……なるほど、そういうことねw」
ええい、おしゃべりはこれまでだ。
とりあえず影に隠れて、誰が来るのか確かめようじゃないか。
………
……
…
ミーコ「う~……」
ラムリーザ「唸るな『わんわんお』(ボソッ」
誰か来たぞ……
怪しい奴め……
えいっ
ラムリーザ「こりゃあ! なんばしょっとね!!」
リセッテ「…………(どこの方言よ?)」
ティリス「あなたと同じじゃないかしら? 死者に捧げ物をしに来たのよ」
リセッテ「ウレン家の者じゃないのに?」
ティリス「この島にはウレン家の者がいないから、代わりに私がしきたりを守って捧げ者をする事にしたのよ」
ラムリーザ「ウソだぁ! お前、フラール家の出身だろがぁ!」
ティリス「同じダンマーの死者に敬意を表しているだけなのに、根拠もなしに言いがかりをつけるつもり?」
リセッテ「ちょっと、単刀直入すぎるわよ……」
ティリス「さあ、失礼するわ。少し瞑想したいの」
――ということだが、このティリスという女が怪しいのが分かった。
急いでエイドリルにこのことを報告するとしよう。
エイドリルを探して町中を探し回り、酒場にてようやく発見することができた。
なんか人が多いのですがー。
どうやら俺のおかげで鉱山が復活したようで、再び人々が集まるようになったようだ。
それに、サドリ・スジャンマも広めてやったしな。
とにかく、酒場が賑やかなのは良いことです。
早速エイドリルに、ウレンの墓でティリスを見たということを話した。
彼は半信半疑といった感じで、家を操作して揺るぎの無い証拠を見つけてきて欲しいと来たのだ。
ティリスの家の鍵も渡してもらい、セヴェリン邸から証拠品を探してくることになったのだ。
セヴェリン邸は、ヴェンディルという者が家長で、ティリスはその妻だと言う。
そしてミッリという娘ががいるのだ。
10年前にレイヴンロックにやってきて、それ以来町に貢献してくれていると言うのだ。
ミッリが父親と歳が近そうに見える点が奇妙だという声もあるようだが……
エイドリル「いずれにせよ、確固たる証拠を見つけてほしい。証拠無しで告発しようものなら、私は町中の笑い者にされてしまう」
ラムリーザ「さすがだな、強引に告発するマルカルスの不正役人とは違う」
とにかくセヴェリン邸を調べに行くか……
続く――
前の話へ/目次に戻る/次の話へ