Ripple ~ブルーシールへようこそっ~ 第十八回 加藤あおい編 後編 自信を持ってあおいを幸せにするために
Ripple ~ブルーシールへようこそっ~ のプレイ日記です。
今回は、加藤あおいのストーリーの続きを見ていきます。
まずは8月25日の日曜日、喫茶店から展望台のカフェなどいろいろにて。
あおいとその彼氏は、惣一のせいで喧嘩してしまいました。
そこで惣一は、休日に二人を仲直りさせるために誤解を解くことにしました。
しかし、嘘をつくことが出来ず、けっきょくあおいは彼氏にふられてしまった。
あおいも惣一が嘘をつけないと知っていたようで、判断をゆだねたのでした。
その後反省会か残念会か、二人でいると惣一は、あおいと一緒にいるのは楽しいと感じているのでした。
そこで惣一は自覚してしまいました。あおいを好きな自分を、凄く好きな自分を。
しかし自分はあおいに相応しくないって言ってますなぁ……
それだったら嘘をついてでも、エリートっぽい彼氏とのよりを戻したらよかったのに。
なんだかもう、じれったいというのか、もやもやするというのか、よくわかんない感想しか浮かんでこないです。
惣一は一生懸命にあおいと彼氏の間を取り持とうとしているのに、あおい自身は興味無さそうにするし……
「こんな浮気者の女は嫌い?」とか、「誰とでも簡単に付き合うような女は嫌い?」とか聞いてくるのは、ある程度プレイヤーがどう思うか先読みしてシナリオを書いていないか? と思ってしまいました。
惣一は「あおいと居るのは楽しい」と答えたが、プレイヤーは「ぐぬぬ……」となっていましたからねぇ。
やっぱりなんというか、煮え切らない感じ。
あおい物語での惣一とあおいは、なんかねぇ、なんというかねぇ、どう表現したらよいものやら……
……めんどくさい?
翌日の8月26日の月曜日、ブルーシールの廊下にて。
あおいとの間に線を引いてしまった惣一は、彼女から避けようとします。
するが、あおいはどんなことがあっても変わらない、今まで通りがいいと言いました。
でも惣一は、自分から別れを告げたのに、自分だけが辛いと気づきたくなかったと思っているようです。
そして8月31日の土曜日、あおいの住むマンションにて。
ブルーシールの研修最終日、あおいはブルーシールをやめたと言い、惣一の前から姿を消そうとしました。
そこで惣一は話をしようと、あわててあおいの住むマンションへと駆けつけました。
そこには家具が無くなっていて、MDプレイヤーのみが残されていました。
それは、あおいの部屋に初めて惣一が来た時からずっと思っていたことを残した伝言だったのです。
余談になっちゃいますが、MDプレイヤーとか、公衆電話でテレカとか、時代を感じさせるアイテムが出てきました。
2002年か、MDとかはその頃のアイテムで、最近はもう全然見ないよね。公衆電話も、近所では全然見かけないぞ?
まぁ住んでるところが田舎なのですが(。-`ω´-)
スマホが当たり前になっていて、ここ十年以上公衆電話なんて使った記憶無いです。
伝言であおいは、惣一が自分の傍だと安心してくれたり楽しんだりしてくれるが、自分のことを好きじゃないのだと気づいたと言っています。
惣一は安心できるから、心地よいから、それだけの理由で優先に考えているのだと。
そして自分のためにわかれると言ったけど、それは惣一は自分の傍に居なくても平気だってことだと。
それに気づいた時、結構キツかったと。
それから、惣一が初めてここに来たときのことが語られました。
既に彼氏がいたのに、何故こんなに何でも許せてしまうのだろう、と。
惣一はいつも「俺と居ると不幸になる」と言っていたけど、あおいは幸せだったのです。
なのに、あおいのため、と言って勝手に出ていったことを怒っています。
そしてこの前の彼氏には悪いことをしたと思っていましたが、惣一が帰ってきて何もかも楽しかったあの日に戻れると思っていました。
しかし惣一は、そうは思っていなかったのだと……
それを聞いた惣一は、MDプレイヤーに向かって「今はお前のことすっげー好きだ」と呟きました。
するとあおいは、それをクローゼットの中で聞いていたのでした。
あおいは、惣一からその言葉を引き出すために、部屋を片付けてみせたのでした。
惣一は、自分が側にいるとあおいが不幸になる。
でもあおいが側にいないと自分が不幸になる。
じぶんはわがままだから、自分の幸せを取ったのでした。
そして二人は結ばれました。
そして翌日の9月1日の日曜日、エピローグとなります。
半年後、惣一とあおいの二人はめでたくブルーシールに正式採用されました。
今度こそ、自信を持ってあおいを幸せにする男に、一緒にいることが二人のためと胸を張って言える男になるために。
以上、加藤あおい編でした。
自分には無理だー、こんな裏で思っているような娘は~。
ほんともうじれったい二人が、ようやく心を通わせることができ、めでたく結ばれましたって物語でした。
さてあおい物語ですが、現在と過去を行き来させながら、あおいの内面をこれでもか、と描写してきます。
あおいもそんなに惣一のこと好きなら、そっけないそぶり見せてないでもっとストレートに行動に……
――って、それだとカノコちゃんになってしまうか(^ω^)
自分的にはわかりやすい方が見ていて安心できるけど、ストーリー性を求めるとあおい物語も悪くないと思いました。
MDプレイヤーでの告白シーンは、結構見入っているものがありましたし。
最後にもうひとつ余談。
あおいの置き手紙代わりのメッセージの冒頭、なんかどこかで聞いた様な出だしだなと感じました。
じっくりと記憶を辿ってみると、あれでした。ドラクエ5の、パパスの手紙のようです。
もやもや解消できてよかったというところで、これにて全ての物語を見終わりました。
最後にクレジットでは、加藤あおいの声優は日向裕羅――いろいろメインキャラを担当されているようですが、Rippleしか知らない……
ほんと、アダルトPCゲームって、山のように種類があるのですなぁ(^ω^)
たぶん自分は、その中の1%ぐらいしか知らないと思います……
以上、本編はこれで全ておしまいです。
次回、総括をして終わりにします。
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