Ripple ~ブルーシールへようこそっ~ 第八回 穂永圭衣編 後編 穂永圭衣をください
Ripple ~ブルーシールへようこそっ~ のプレイ日記です。
今回は、穂永圭衣のストーリーの続きを見ていきます。
まずは8月16日の金曜日、この日も圭衣は見舞いに来てくれました。
この日の話で、圭衣は惣一のことを嫌いではないということが分かります。
圭衣は、人とはなしたくない、人と交われない、と考えているようです。
人との触れ合いを拒絶している――、だめだ、どうしてもASDの症状ではないのか? と勘ぐってしまいます。
社交不安障害というものがあってですね……
でも圭衣はブルーシールに来た、なぜだろう?
でもその答えはわからない、とのことでした。
そして惣一と話せるのかもわからないのでした。
続いて8月17日の土曜日、この日も圭衣は見舞いに来てくれました。
ちょっと気になった点として、入院して二日経つのに見舞いに来たのが圭衣だけだ、という点が気になりました。
ただ、奈海とあおいぐらいは普通に来るような気もするし、上司の由里己も一度ぐらい顔を見せてもいいような気もします。
そこは二つの予測かな、一つはキャラクターの設定として、同僚と話をしない圭衣が、惣一がどこに入院しているかはみんなに言っていないということ。
もう一つは物語の設定として、他のルートに入ると、奈海やあおいはそれほど惣一のことを思っているわけではないということ。(由里己は忙し過ぎる)
見返してみると、惣一が「見舞いに誰も来てくれない」とぼやいた直後に、圭衣が表情を変えて「何かやばい」みたいな反応をしているので、前者の理由っぽい気がします。
もう一つ、ありえない予測をしたけど、圭衣とずっと一緒に居て突然入院したのと、圭衣が「わたし、人と交われない」と言った台詞とを合わせて、圭衣が何か病原菌でももっているのか? などと考えたけど、まぁ流石にそれはないだろうね。
それと、寝ている間の惣一が、たぶん過去の子供時代を思い返す場面が気になりました。
あのこを見かけてから50日目、ようやく遊んでくれるようになった、というところから始まります。
そしてここでは、ここでは奈海以外の誰かと遊んでいたようです。
秘密基地はあまり楽しくなかったらしく、惣一のそばで眠ってしまったようですが。
続いて8月19日の月曜日、退院して再び仕事が始まりました。
退院後に、圭衣以外誰も見舞いにこない理由が判明しました。
圭衣が「原因不明の奇病で面会謝絶」と嘘をついていたのでした。
惣一は気がついていないみたいですが、要するに圭衣は、惣一を独占したいようです。
続いて8月20日の火曜日、あおいとばったり出会ったところに圭衣にも出会います。
猫と戯れることで、あおいは惣一の時よりも早く、圭衣と会話ができたのでした。
続いて8月22日の木曜日、養護学校の生徒たちをブルーシールに招くボランティアの話です。
圭衣は車いすの少女を見て、逃げ出してしまいました。
その時の圭衣の瞳は、深い悲しみと、絶望に彩られた胸が張り裂けてしまうような色をしていたとのことでした。
続いて8月23日の金曜日、圭衣は無断欠勤してしまいました。
過去のトラウマのようなもので圭衣が失踪してしまいました。
いよいよ圭衣の物語も盛り上がってきました……ってところだけど、圭衣のイメージからどうしても盛り上がれないのは仕方ないところか。
車椅子に嫌悪感を示すって、過去に大きな怪我でもして車椅子の世話になり、その時の暗い気持ちでも思い出していたのだろうか?
しかし、そろそろ隼人が出てくるタイミングだと思うが……
とにかく惣一は、圭衣の様子を見に行くことになりました。
続いて8月25日の日曜日、圭衣に会えた惣一は、二人で話をすることになりました。
このの話で、圭衣が殻に閉じこもっている理由を聞くことができます。
その内容は……、う~ん、今回はノーコメントで。
ちょっと苦手な話なので、いまいち感想が頭に浮かばない文章にもし辛いです。
言うならば、ヤマアラシのジレンマ? いや、違うか? わからないです。
しかし何枚かの一枚絵が出てくるけど、ちと疑問に思ったことを一つ書いておきます。
なんでこういうゲームの一枚絵って、絵の構図がナナメになっているのでしょうか?
自然と首をかしげてしまうのですが……
そして圭衣は、惣一の前からも姿を消してしまいました。
続いて8月29日の木曜日、圭衣編もいよいよ終盤戦です。
この話では、ずっと惣一の部屋で圭衣と電話をしています。
惣一の、笑顔でいて欲しい、孤独でいてほしくない、という言葉は圭衣に届いたのでしょうか?
所々に過去の話らしい出来事が差し込まれているのが気になりますが……
そして8月31日の土曜日、研修最終日です。
圭衣は不採用ではなく、研修期間延長という措置が取られましたが、出てこなければ事態は進展しません。
しかしその日、圭衣から展望カフェに居ると電話が入りました。
圭衣は、これまでと全然違い、しっかりとしたフロアスタッフの感じで客の応対をするように惣一に接します。
それは、惣一がずっと目標に掲げていた「いつかウェイトレス」を実践しているのでした。
ここで圭衣は、惣一の友達では嫌だと言います。
そして惣一に、オーダーを注文してください、と言うのでした。
惣一の答えは「穂永圭衣をください」というものでした。
かしこまりましたということで注文の品が届き、ここからはそんなゲームの展開となります。
そして圭衣は、一人でできるところまで頑張る、と思えるようになりました。
たとえ不採用になっても、また応募する。今度こそ自信がある、とのことでした。
そして9月1日の日曜日――というよりは、エピローグというか答え合わせというか……
圭衣の物語の最中に何度か出てきた、惣一の昔を思い出す夢。
エピローグでは、その過去に出てきた相手が圭衣だったという、奈海だけでなく、じつは圭衣も昔会った事がある娘だったのでしたと。
何だか奇麗にうまく、最後を決めたなぁと思いました。
ただ、エピローグではあくまで過去の出来事としてしか表現されていないので、実際に今の惣一が、過去に圭衣と会っていたことがわかったかどうかは不明。
そして二人の呼び方が、最後の最後で変わっていることに気付きました。
これまでは、「圭衣ちゃん」「惣一さん」だったのが、回想シーンのエピローグに入る直前、本編としてラストに当たる部分で、惣一は「けい」と呼び、圭衣は「そーいちくん」と呼んでいる。
これ、エピローグで過去の幼い二人が呼び合っていた名前なんだよね。
見返していてそれに気がついた瞬間、なんか鳥肌がたちました。
うまくできてるなぁ……
それともう一つ、惣一が圭衣を励ます台詞を本編より抜粋。
「一度くじけたら二度がんばれ。それでもくじけたらもっと頑張れ。頑張りすぎて疲れたら、ちょっと休んでから頑張れ」
この台詞を見て、私の気に入っている某作品の台詞(頑張れる人間が――)の原点が、ここで既に出来上がっていたのだなぁと分かりました。
あとは、穂永圭衣の声優は、草柳順子――六条宮穂?
以上で穂永圭衣の物語は完了します。
前の話へ/目次に戻る/次の話へ