ショコラ ~maid cafe “curio”~ Standard Edition 第31回 大村翠編 その4 6月17日~トゥルーエンド そしてまた三人で

 
 ショコラ ~maid cafe “curio"~ Standard Edition のプレイ日記です。
 今回も、引き続き大村翠編の続きを見ていきます。
 

 今回の話で、翠の物語は完結。そして、ショコラというゲームも全て完結です。
 翠を最後に持っていって、綺麗に終わったと思います。
 

 
 まずはノーマルとトゥルーの分岐点、店にやってきた香奈子から逃げた翠と店長室で今後のことを話す場面からです。
 ノーマルでは、香奈子さんのために仲直りしろというところを、トゥルーでは翠のために仲直りしろといいます。ノーマルでは香奈子香奈子ってうるさいな! 見たいな感じで翠にキレられたのですが、今回はまたいちゃついはじめます、ダメだこりゃ(^ω^)
 
 
 
 そして6月22日の日曜日、営業後のキュリオの外で香奈子さんに遭遇します。うーん、うしろめたい。
 

 
「ずっと三人でいたいのに」という香奈子さんの台詞がなんかつらいねぇ、人の想いは変わるものルートではとくに。でもこれまでのどのルートでも、ずっと三人でいられるルートは無かったですよね。まぁそれは仕方が無いといえば仕方が無いことなのですが。
 ってかね、これまで美里ちゃんと付き合っても、さやかちゃんと付き合っても、すずと付き合っても、香奈子さんと付き合っても、真子さんと付き合っても、他の人にうしろめたいって気はまったくなかったのに、翠と付き合ったときだけ何故か香奈子さんにうしろめたくなってしまいます。不思議だね。
 
 

 
 そんなわけで、少しの間だけ香奈子は大介に寄り添ってくるのですが、それを翠は見ていたようです。この時の翠の登場が怖すぎる。握りこぶしは震えているしさ、顔つきがもうね……
 三角関係がこじれて主人公が刺される某アニメを知っているから、かなり不安になるんですよ、こういう展開は。
 で、不安にさせといて、またいちゃつきはじめる。なんだよも~、と安心したところへ香奈子さんが――
 
 

 
 あのね、ホラー映画ですか? くるぞくるぞと不安にさせておいて、何も起きなくて安心したところへ突然出てくる!
 これまで長々とショコラをプレイしてきましたが、この一連の流れが話の作り方が一番上手い、と思いました。これはすごい。
 自分の中でショコラは、キャラクターの真子、ストーリーの翠が確定ですね。ちなみにRippleでは、キャラの飯塚カノコ、ストーリーの穂永圭衣です。穂永圭衣はキャラとしては一番好みじゃないのですが、ストーリーとしては一番良かった(とくにラストの展開が)と感じる稀なキャラでしょうね。
 最後に香奈子を追いかけた地点で、あこりゃアカンな、ともうダメだと思いました。
 はい、こじれました。
 他のヒロインの時は、翠がなんとかしてくれましたが、今回は翠は使えません。美里ちゃんや真子さんにどうにかできる話ではありません。
 
 
 
 そして6月24日の火曜日、店長室にて。
 

 
 なるほど香奈子に誠意を見せるために、二号店行きを止めますか。
 まぁね、他のヒロインと違って、この三人は三人で一つみたいなところがあるからね。しょうがないか。
 大介が翠をほっといて香奈子を追いかけたのも、初恋の人だから未練があったわけですかね。微妙に若干、人の想いが変わっていないですね、翠の話では。
 ま、大介は恋人と他の人の優先度がうまくとれないのは今に始まったことじゃないからいいよ。恋人の真子さんよりも、妹のすずを優先した前科がありますから。
 
 
 
 そして6月29日の日曜日、昼間のキュリオにて。
 

 
 よそ見している美里の立ち絵、ここで初めて出てきたのではないでしょうか?
 しかしつくづく思うな、美里は派手やなぁ、と。真子さんおっぱい大きいなぁ。翠と真子さんが並ぶと、そこはもう格差社会……って意味わかんね。
 というわけで、翠は心ここにあらず、とうとう倒れてしまいます。
 
 

 
 美里に病院へ連れていってもらおうとした時に、大介の手を握ってくる翠。これが本心なのだろうな……
 口では香奈子に誠意を見せると言っていても、やはり大介のことをあきらめられないんだろうね。
 でも待てよ、これは急に心変わりしているないか? 一ヶ月前には、バラさん以外の男を好きになることは無いって言ってなかったっけ?
 
 そして夜になり、バラさんと話をすることになります。
 

 
 ほっほぉ、そうきますか、といった展開ですね。
 まぁそうでもしないと、急にバラさんから大介に心変わりしたようにしか見えなくて不自然だったし、その理由が今回の話で明らかにされるってことですね。
 すごいね、それぞれのルートごとに世界観がほんと全然違う。
 例えば美里の世界線以外では美里の告白はないし、香奈子の世界線以外では人の想いは変わるもの。翠の世界線では、バラさんはフェイク、実は大介が昔から好きだったですか。
 共通パートで語られるそれぞれの設定って、実際の所は一つの世界線に集約しているのかな?
 それだと大介はかなり酷い奴になりますが(^ω^)
 
 ちょっとごちゃごちゃになるかもしれないけど、6月1日に全員選択できるという条件を達成した場合について語ってみるよ。
 まず美里の告白を受けておきながら返事はしない。したとすれば、さやかの誘いは断ることになる。さやかの誘いを受けたら美里は深夜のフロアに放置。そして悠太とのデートから逃げ帰ってきたすずを放置。すずをかまえば、美里とさやかは放置。そもそも翠と香奈子の飲み会の結果を放置。真子さんだけは、6月1日になにも無いので並行できる。そしてなによりも、初恋の人を未練がましく追い求めながら、一方では人の想いは変わるものと言って他の娘と仲良くする。
 ダメだな、やっぱりそれぞれのヒロインのルートごとに世界線は独立なのでしょう。

 こうしてみると、やっぱりストーリーは翠が一番かな。
 私にとってこのゲームは、キャラクターの真子、見た目の香奈子、ストーリーの翠って感じになっています。
 
 
 
 そして翌日の6月30日の月曜日、ストーリー的にも最後の1日でしょう。
 

 
 さて、翠の真意を知ってから初めて対面するわけですが、素直になれないんねぇ(^ω^)
 こんな物語を傍から見ているとニヤニヤしてしまいますね。まぁ個人的にはカノコのようにストレートにぶつかってきてくれるほうが嬉しかったりしますが。
 しかも翠は、この期に及んで香奈子のことを気遣いますか。自分の一番は大介だけど、その大介は香奈子と付き合うべきと考える翠。うーん、なんだこりゃ。
 まぁねぇ、見た目は香奈子さんなんだけどねぇ。香奈子さんは現在の性格がちょっと……。高校時代にチロルの物語を語っている時は良かったんだけどね。ん、カノコと香奈子は名前が似ているな、性格は正反対だけど。
 
 

 
「俺、翠が好きです」
 初恋の人の前で、しかも数年前はあれほど想い合ってた人の前でそう言うか。人の想いは変わるものですね、本当に。
 こうして見ると、ストーリーのキーパーソンとなる翠と、そのライバルの立場にある香奈子の物語がそれぞれ表裏一体となっていて、それ以外のヒロインの物語はおまけみたいなものなんだね、と感じてしまった。
 まあいいや、大介は香奈子と翠の間で苦悩して揺れ続けろ、私は真子さん貰っていくから(^ω^)
 Rippleも同じだな、惣一には奈海とあおいを選択させて、私はカノコをかっさらっていく、と。
 
 

 
 というわけで、今回は香奈子にきっちりとけじめをつけて、翠と向き合っていく話になりました。
 他の四人の時は、香奈子に全く遠慮せずに付き合っていたのにね。やっぱりこの三人の関係と、他のヒロインとの関係とでは、重さが違うというのかな?
 
 

 
 そういう意味で、このゲームの評判でよく聞く、翠と香奈子のストーリーだけがよいってのも、なんとなくわかりました。
 それでも私は真子さん推しですけどね!
 
 ちなみにどうでもいい話ですが、ネットで姓名愛称占いをしてみたら、私と真子さんは相性90~100%で、カノコは50~60%と出ました。やっはり真子さんか!(`・ω・´)
 
 
 そして日付の表示が消え、エピローグに突入です。
 

 
 全てのルートを見てきましたが、この終わり方が一番気持ちのいい終わり方だと感じました。たぶん、一番明るい未来だと思うよこれが。
 それでも真子さんが一番好みなのですが、どうしても真子さんには将来の不安が付き纏うのですよね。
 やっぱり安心して一緒に歩んで行けるパートナーは、癒しの聖母様でなく、思い出の宝石箱でもなく、手元に置いとく道具箱だと思います。
 だから現実的に考えたら、この六人の中では翠が一番だと思っています。でもこれはゲームだから、理想を追いかけてもかまわないということで、真子さん派ですけどねw
 現実だと翠が一番いいよ、うん。生きていくのにどれが必要なのか、考えるまでもないよね?
 
 ところで二号店の場面で終わるのは、真子の話と翠の話だけですね。
 真子のラストでも語りましたが、やっぱり一号店より二号店の方が雰囲気が明るくて好きですね。
 この世界線だと、他に来るのはすずだけか。真子の時みたいに全員来るのもいいけど、これでもいいか。なんか、家族だけ残ったって感じ。
 頼られるのに疲れた翠、報われないのが嫌になった翠。でも最後に報われた翠。
 この終わり方でよかったかな、スッキリした気分で終われました。
 
 

 
 俺と翠の二人から、感謝の気持ちを込めて、最高の仕事、してみせますから。
 だから、キュリオ二号店に、いつでもいらしてください。お待ちしています。
 
 
 最後に声優情報、大村翠は松下雅――Rippleの大阪女と関西弁を除けばそれ程演技は変わっていません。
 情報を調べてみましたが、基本的にまるねこシリーズぐらいしか登場していないのでしょうか?

 
 さて、ショコラはこれにて全て完了ですが、またRippleの時みたいに総括を一本入れて終わりにしたいと思います。
 以上、本編終了、ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ