ショコラ ~maid cafe “curio”~ Standard Edition 第21回 秋島香奈子編 その4 6月2日~6月25日 痴話喧嘩から決裂まで

 
 ショコラ ~maid cafe “curio"~ Standard Edition のプレイ日記です。
 今回から、再び秋島香奈子編の続きを見ていきます。
 
 
 まずは、分岐点の6月2日の月曜日、香奈子さんが大介の部屋から立ち去った後からです。
 

 
 香奈子からの「大介くん」との呼びかけに、「香奈子?」と答えたら復讐が成立して香奈子は失踪してしまうので、そうさせないために「香奈子さん?」と答えます。
 ノーマルエンドの時は、6月1日の出来事を覚えているのですが、トゥルーだと忘れてしまっているようです。
 香奈子的には思い出してくれないと意味が無いと言っているのですが、ノーマルを知っていると思い出したくないですよねぇ。
 
 

 
 その後大介は思い出そうとするわけですが、その度にチロルが邪魔をします。
 チロルルートと繋がっているのか? どういう世界線なのでしょうかこれは?
 香奈子のストーリーは、チロルのストーリーとセットで、チロルの断片的な記憶だけ残ったタイムスリップ物でしょうか?
 なんだか不思議な設定ですね。
 一応トゥルールートは、チロルルートをクリアしてふりだしにもどった後の世界線って感じになっています。
 この設定って、ルートごとにストーリーが設定できるノベルゲームだから成立するのであって、この香奈子ストーリーを例えばアニメとか実写で再現しようとした場合、どういった構成にすれば再現できるのでしょうか? ゲームだからこその演出ですかね?
 
 そんなわけで、香奈子の復讐は成立せず、その結果嫌われてしまいます。
 どっちみち、ダメじゃん……(。-`ω´-)
 
 
 
 そして6月10日の火曜日、日中のキュリオです。
 

 
 ノーマルエンドの時は一気に12月まで飛びましたが、今回は普通に6月10日に香奈子がキュリオに現れてくれて、プレイヤー的には安心しています。
 でも喧嘩しているんだよな、大介と香奈子。香奈子は翠とも喧嘩しているし、穏やかじゃないストーリーだねぇ。
 その大介と香奈子の痴話喧嘩を盗み聞きしている真子さんがやっぱりいいですね。ぼんやりしているようで、この人しっかりいろんなもの見ているから困るよなぁw
 
 

 
 しかし、あの日の夜のことを「全部嘘です」とか、「本心じゃない」と言うのも、覚えてないから仕方が無いとは言え、それはそれでどうなん? って感じなのですが。
 昔の本気で香奈子を好きでいた頃のことを思い出して、「大介くん」と「香奈子」の関係に戻ったことが、嘘だの本心じゃないだの言われたら、逆に怒り出しそうだけど。すでに怒っているけど(^ω^)
 でも思い出したら思い出したで、復讐が成立して失踪してしまうんだよね……
 
 どうすればいいのよ……(。-`ω´-)
 
 というところで、翠に相談して今回の話はおしまい。
 まぁこのゲームは、困った時の翠頼みですから、翠さえいてくれたらなんとかなる、うん。
 
 
 
 続いて6月23日の月曜日、居酒屋にて。
 

 
 翠と一緒に居るのに、何故か大介は一人でテーブルを予約させられ、翠とは別テーブル。香奈子もあらわれで翠と合流するけど、大介は一人のまま。何だこの構図は?
 翠は「真実を見せる」とかいうけど、何のこと? 香奈子の本性とか? 大介の居ないところでは香奈子さんはすごいんだぞとか?(意味不明)
 ってか、翠と香奈子って喧嘩してなかったっけ? そっちはもう解決しているのかな?
 なんだか疑問文ばかりですな……(。-`ω´-)
 
 

 
 で、翠と香奈子の会話が始まるわけですが、壁一枚挟んで香奈子の背後に大介の席。全部聞かせるってわけですな。
「相手を酔わせて強引に大介に抱かせた」って、翠は事細やかになぜ知っているのでしょうか?
 大介は酒のせいで忘れているけで、翠には何でもお見通しですか?
 
 

 
 でも今回、確かにいろいろと「真実」が見えてきます。
 大介と香奈子の間に三年前に何があったか。プレイ開始後の香奈子の言動の答えなど。
 しかしシナリオライターの丸戸さんは、駆け落ちネタが好きなのかなーとか思い始めた。パルフェでもとあるヒロインが駆け落ちしようしようとさかんに言ってきますし、この青空に約束を――では、駆け落ちそのものが物語の重要な出来事として作られています。
 それでもって、それらの前作に当たるこのショコラで、香奈子と大介の駆け落ちが物語上重要な意味を持っている。
 ん~、駆け落ちね。駆け落ちって個人的にはあまり良いイメージ持っていないんだけどな。駆け落ちしようって思えるほど愛せる人に出会えなかったというのもあるでしょうが、どうしてもその先のことを考えてしまうのです。
 戸籍とかきちんとしたら、駆け落ちした先がばれるでしょ? んならその辺りはうやむやにする。そんなことしたら、ちゃんとしたところで働けるのかね? とか考えてしまうのです。
 駆け落ちした結果って、要は身元不明ってこと(にしている)ということですよね? 身元をしっかりしたらバレて連れ戻させられるし。
 そんな身元不明者が働けるような場所は、それはそれで大丈夫か? などと考えてしまいます。
 
 

 
 なんだろ、年を取って現実的に物事を考えすぎるようになってしまったのだろうか?
 これがまだあまり社会を知らない学生とかだと、「お、駆け落ちしようと考えるぐらい大介と香奈子は想い合っているのか! 周囲の軋轢に負けずに幸せに!」となるのだろうけど、私はどうしてもその先の展開を考えてしまう。
 例えば私が、戸籍とか過去とか全てをあいまいにして、東京なり大阪なりに、いや、逃げるわけだから都会じゃなくて、島根とか高知辺りに素性を謎にして住み着いて、そこからまともな生活ができるか? って話です。
 
 ってか、警察にどう答えるのでしょうか?
 というのも、以前うちに警察が来たことがあって、なにやら実家の住所、連絡先を訪ねられたことがあります。
 調べてみたら、安否の確認や所在の確認を行うための「巡回連絡」つてやつみたいですね。
 それにどう答えるのか気になってしまう。
 やっぱりゲームは子供の方が楽しめるのかもしれませんね。変な知識や経験が付くと、細かいところが気になってしまう、よくない傾向ですね。
 そう思えばやっぱりファンタジーゲームがゲームとしてはいいのかも。あっちは何が起きても、ファンタジーだからで片付きますからね。スカイリムとか、膝に矢を受けて衛兵になったとか言われても、「なるほど、そういう世界観か」で片付いてしまいますし。

 閑話休題過ぎ!
 
 

 
 だから翠のとった行動は、私は間違ってない、正しいと考えております。
 とにかく、大介と香奈子が駆け落ちしようと思うに至った経緯や、その駆け落ちが失敗した原因などがわかります。 
 そんな感じで今回はいろいろと真相を翠が語ってくれたわけですが、より関係が悪化しているような気がするのは気のせいでしょうか?
 
 ここからどう持ち直すんだよ?
 
 
 
 そして6月25日の水曜日、香奈子は結局失踪寸前です。もうどうしようもないね。
 

 
 今回は、大介が昔のことを思い出す話でしょうか?
 いろいろ忘れすぎだろ大介(^ω^)
 
 今回のこの回想シーンで、個人的に香奈子の評価が変わるところがありました。
 本編での感情のこもっていないやる気の無さそうに話をする香奈子は、個人的にいまいち趣味じゃないのですよ。
 でもね、今回出てくる高校時代の香奈子、この雰囲気だと割りと好みかもしれない。見た目とあいまって。
 まだ復讐を企てているわけではなく、普通に大介と付き合っている香奈子、この頃の雰囲気のまま本編に出てきたら、好みヒロイン評価はまた違ったものになっていたかもしれません。
 
 たぶん真子の次に好みなのは、高校時代の香奈子かな。しかし現在の香奈子はちょっと……、と言う風に香奈子は場面によって評価が変わる不思議なヒロインです。
 古い話になりますが、たぶん時期的に「綾波レイ」とかのブームにのっかってキャラ付けされたのが香奈子かなとか思いますが、個人的には綾波レイのような雰囲気はそれ程刺さらないのですよね。
 そういえばあの時代、若かりしき頃の私は、レイじゃなくてアスカのキャラがいいなと思っていました。思いっきりきっついキャラだったけど、当時は好みだったと思います。
 やっぱりあれでしょう、私にとって年を取って社会に疲れた時、ツンデレキャラはきついってこと確定です。
 疲れた時は、真子さんみたいな癒しが必要なのですよ。ツンしか見せない現代社会、それに疲れているのにゲームの中でもツンを見せられると、うん、ダメだね。心折れるわ。
 
 たぶん若かりしき頃にプレイしていたら、rippleの矢部真帆乃とか、パルフェの花鳥玲愛はしっかりと好みになっていたかもしれません。
 でも今の疲れた私にはこういったキャラは、ちょっときっついです。
 ショコラにはきっついキャラが居ないからいいね。翠がギリギリ危ないけど、翠からはキツさを感じないんだよな。
 そこはrippleを例に上げたら分かりやすいです。矢部真帆乃にののしられるとキツイけど、沢村有希と喧嘩しているのを見るとほほえましい。翠は有希の属性を引き継いでいるから、大介とのやりとりを見ていて楽しいのです。

 閑話休題。
 
 

 
 で、高校時代の香奈子、翠をむっちゃ意識しとりますね。
 大介とキュリオで何かやりたがっているようですが、わざわざ翠がバイト入っていない日を選んだりしていますし。(翠が月水金バイトだから、香奈子がキュリオに来るのは火木土を指定したり)
 外伝みたいなのでいいから、三人の高校時代の一日を見てみたいですね。
 
 

 
 そしてここで、大介は香奈子の夢を預かったままだということを思い出します。○○○○になりたいから文学部志望じゃないのか? と。
 これは最後の表現から、チロル関係の何かだと感じさせられますね。

 

 
 
 ところでさ、回想シーンのセピア色風香奈子を見ていてふと思ったんだけど、髪の色を赤くしたら藤崎詩織になるよねw
 現代香奈子の無感情、やる気の無い声で「友達に噂されたら恥ずかしいし」というフレーズ、結構雰囲気にあっているかもしれないね、って何の話だ!
 
 
 以上、今回はここまで。
 次回も引き続き、香奈子編を見ていきます。

 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ