ショコラ ~maid cafe “curio”~ Standard Edition 第20回 チロル編 その3 6月1日~6月29日 チロルの物語
ショコラ ~maid cafe “curio"~ Standard Edition のプレイ日記です。
今回も、チロル編の続きを見ていきます。
まずは6月1日の日曜日、日付が変わった後のキュリオ店内にて。
さて、ターニングポイントの日を迎えますが、メインヒロインの誰ともイベント進めていないので、特定の相手を選ぶ選択肢に「いない」としか表示されません。
チロルルートはバッドエンド救済ルートなんでしょうか?
というわけで、大介の恋人は仕事になったようです。まぁチロルは恋人とするにはファンタジーすぎるからなぁ。
そして6月1日の深夜二時を迎えるわけですが、大介は妙にネガティブになっています。二号店の話が本格的になってナイーブになっているからか、それとも誰とも仲良くなっていないからなのか?
でも翠辺りとは、幼馴染なんだし何もしなくても今までどおりの関係が続いていくと思うのですけどね。どこぞの世界には、十年以上親しくしてきたのに、一ヶ月あまり会わないだけで急に疎遠になる幼馴染も居るようですが……。
そんな大介をチロルは励ましてくれるのですが、やりかたがまさにファンタジー。BGMの「ティーカップのワルツ」などは、本編でもよく流れていますが、この場面のために作られたものではないでしょうか? 場面と曲がものすごく合っています。
そういえば「アンティークの精霊」というタイトルのBGMもあります。意外とチロルルート、重要?
立ち絵のパターンも多いし、チロルは隠しキャラみたいなのにやはり優遇されているような気がしますね。
この話のラストで歪みネタを一つ。
大介はチロルの消えた後の深夜の喫茶店で、一人笑い転げた。
死霊のはらわた2で、アッシュが一人で小屋の中で家具と一緒に笑い転げる場面が浮かぶ私は、やはり歪んでいる。実に歪んでいる。
続いて6月6日の金曜日、深夜のキュリオにて。
大介が二号店に行くことになったので、本店を日本一のアンティークメイド喫茶にしてもらってもあまり契約の利点はないといった話です。
だから大介はチロルも二号店に来ないか? と誘いをかけるわけです。だがチロルは「行けないよ」と答えます。
これは物理的に行けないとかじゃなくて、チロルは一号店のアンティーク家具から生まれた精霊なので、自縛霊――とはちょっと違うかもしれないけど、そんな感じでキュリオ本店にしか存在できないものだと思うのです。
家具調度品をごっそり本店と二号店入れ替えたりしたら、ひょっとしたらチロルも付いていくかもしれないけど、たぶんチロルは本店から離れられないと思う。
やっぱりチロルとは別れるしかないのかな?
夢は覚めるもの、ファンタジーな内容と相まって、そんな気持ちにさせてくれる話です。
続いて6月10日の火曜日、深夜のキュリオにて。
この日はチロルを二号店に連れて行く方法をいろいろと考える話です。
私の考えた、内装品を全て本店と二号店を入れ替えたら、アンティークの精のチロルも付いてくるのでは? と大介も考えたようです。
しかしチロルは、「そんなストーリーは存在しない」と言ってのけます。メタ発言ですか?
チロルの物語のを語った内容。
ママがボクの姿を作って、パパがボクに名前をつけて。
ママが原案を考えて、そしてパパがそれを膨らませて。
物語の先が作られなくなったのは、「あの時は、仕方なかった」という理由。
そしてチロルには、裏の設定があるというのです。
表の設定は、ドジで、能天気で、細かいことを気にせずに、頭悪くて、いっつもなついてきて、チョコレートで大好きで、コーヒーは大の苦手で――
そして裏設定は、物語には直接関係ないように見えて、ものすごくチロルを縛る制約で、予想外の行動を取らせる爆弾なのだそうです。
だから二号店には、行けないのでした。
続いて6月21日の土曜日、深夜のキュリオにて。
この日はチロルは出てきませんが、デートの誘いが入ってきます。
どんなデートになるのか? というところで次回に続くです。
しかし所見時は、香奈子と大介は幼い頃に一度会ってたのかな? とか思いました。
それで子供の頃に一緒に読んだ絵本の設定が、なぜかこの時代に突然現実のものとして現れて? とか考えていました。
ほら、rippleにも居たじゃん、隠れ幼馴染が。
だからショコラも、表幼馴染が翠で、裏幼馴染が香奈子かな? などと考えていました。
というより、ファンタジーすぎてチロルのルートは先が読めませんでした。
続いて6月29日の日曜日、深夜のキュリオにて。
この日はチロルとのデートの話であり、チロル編最終話でもあります。
漠然とした感じですが、実は最初はチロルではなくて香奈子がデートの場所に現れるのかな? とか考えていました。
ここまでの話を見てきて、チロルは香奈子が作ったものらしい。だから最後の最後で香奈子が現れるのかな、ってね。
でも現れたのは、等身大のチロル。これがチロルの裏設定だそうです。
うーん、等身大になったチロルと、幸せに過ごしました、めでたしめでたしかな? と思わせておいて、終わり方が最初はよくわかんない終わり方になりました。
チロルとのいちゃいちゃシーンは置いといて、唐突にチロルとの物語は終わります。
「今度こそ……ママと仲直りしてね。そして、ボクの物語を完結させて」
チロルのこの台詞を最後に、突然大介の部屋に移動してしまいました。
この後の香奈子との会話は、初見時は全く意味が分かりませんでした。なんだかよく分からないうちに、父親から電話がかかってきたりして唐突に終わるので、 ? って感じでした。
まず、日付が表示されないのでいつの出来事なのかわからない。
普通にそのまま考えると、チロルとデートしたのが6月29日だから、その翌日ってことになる。
そうなると、朝から香奈子さんが居るのがわからない。その時はもうすずが来ているから泊まらせたりしないはず。しかもシャワーまで使い出すから、この世界線はどうなっとているのだ? となっちゃった。
父親が再婚せずにすずが来ない世界線なのか? などと考えたりしました。
香奈子(ママ)と仲直りと言っても、チロルルートでは香奈子とは喧嘩もなにもしていない。香奈子編の話だとしても、喧嘩したのは翠のほうであって、大介とは喧嘩していない。
後でよく考えてみてわかったのだけど、このチロルルートのエピローグは、ショコラのプロローグ直前の内容っぽいです。
香奈子がシャワーを浴びに行き、そこに父親の結城誠介が成田から電話をかけてくる。
チロルルートのエピローグタイトルが「ふりだしにもどる」になっているので、おそらくそういうことだと思います。
なんだろうこれ、タイムリープ? ループ?
なんというか、不思議な感じの物語構成でした。
最後に声優情報、チロルは三重野亜未――多くは無いけどいろいろ出演されているようですが、ショコラ以外は知りません。
別名義も調べてみましたが、知りませんでした。
以上、チロル編が終わったので、再び香奈子編に戻ります。
次回からは香奈子編のトゥルーエンドを目指していきます。
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