ショコラ ~maid cafe “curio”~ Standard Edition 第6回 真名井美里編 その4 6月1日~トゥルーエンド

 
 ショコラ ~maid cafe “curio"~ Standard Edition のプレイ日記です。
 今回も、真名井美里編の続きを見ていきます。
 
 
 まずは6月9日の月曜日、ここでノーマルとトゥルーの分岐が入ります。
 

 
 ノーマルとトゥルーのルート分岐は、前回の話の始まり部分にあった店長室でのやりとりからです。
 ノーマルのときとは違って、美里に給料を払うと借金を返すという細かい話が入ります。確かに最初、一文無しの美里の住居費と生活費を立て替えてあげていたったけ。まぁその話で妙な話になったこともありますが。
 
 その次にアクセサリーショップに入るところは同じ。
 しかし、ノーマルでは一気に日が飛んで風呂場物語になるけど、今回はそのまま夜になります。
 

 
 美里と並んで寝ているシーン、寝るときはリボンを外しましょうね――、という突っ込みは置いといて、ここで現実と向かい合うという流れになります。
 そう、美里は真面目に仕事をしていますが、その実体は謎の家出娘なのです。その辺りをきちんと整理しておかないと、普通は先に進めません。
 この辺りを意味していたのか、ノーマルエンドでは最後に「今日も、キュリオの一日は、平和に過ぎていく。……と、この地点では、俺、そう思っていたんだけど」といった大介の独白で終わります。
 いちゃいちゃしつづけて幸せに終わったけど、実は……、みたいな終わり方でした。
 
 というわけで、美里に家族の話を聞きます。
 そこで、美里の礼儀正しさや真面目な態度、逆に料理や家事のダメさについて納得できる説明を聞くわけですが、家出の決定打は親が勝手に決めた縁談から逃げ出したということみたいです。
 結婚も恋愛もまだ早い、働きたい、と。
 
 まぁドラマとかではなんとなくありがちな話のような気がしますが。
 ここで、このショコラというゲームの根幹にあるような情報が一つ出てきます。
 昔の学生時代の香奈子さんの姿を思い浮かべて大介は、「人の想いなんて変わるもの」とつぶやきます。
 この辺りはなんだか、ビートルズのイン・マイ・ライフを思い描いたりしていました。
 
 思い出の場所はたくさんある、友人達(翠とか?)も愛してきた人(香奈子さん?)も忘れることはできない。でも今のあなた(美里)とは比べ物にならない。思いでは色褪せ、新しい愛を受け入れる。
 
 イン・マイ・ライフの歌詞の意味はこんな感じだったと思います。
 そういった、美里の家族について話をしたところで、今回は終わりです。
 元々香奈子さんとは同棲するような仲でした。すずが来なければ、このままズルズルと香奈子さんと付き合って終わりって話になっていたのではないでしょうか?
 それですずが来て香奈子さんは追い出され、美里と出会って美里といちゃいちゃ。確かに人の想いなんて変わるものなのかもしれません。
 
 
 
 そして6月22日の日曜日、キュリオ店内にて、物語が急転します。
 ノーマルエンドで出てきた時の最後の日付が20日の金曜日だったから、それ以降の展開が始まりました。
 

 
 いちゃラブだったはずの美里物語が、急にシリアスな展開を見せ付けてきました。
 要するに、美里の父親が美里を連れ戻しにきちゃったわけなのです。
 その父親というものが、「事務所」「みかじめ料」「組長」「二代目」というキーワードから連想されるものでして、とまぁそういうわけなんです、はい。
 なぜ見つかったのかというと、少し前の話にあったタウン誌の話が原因になってます。例の「制服が可愛い喫茶店」のやつね。そこに写っている写真でばれちゃったわけです。まぁそうなるわな……(。-`ω´-)
 さらにその少し前の話で美里を探してまわっていた黒服も登場するわけなんですよね、吉田さん。吉田さんと聞くと、小学校高学年時代の担任吉田先生の顔がちらつくけど、とりあえずそんなことはどうでもいい。あと阪神タイガースの……。
 まあそんなわけで、大介は黒服の吉田さんにボコボコにされ、美里も連れ去られてしまうのでした。
 
 

 
 後半のバラさんの話で、いまいちよくわかんない点が一つ。
 美里の家庭は、先ほどのキーワードから連想されるような組織に属する、というよりその組長って立場なのですが、そういった関係の人の子供が、坊ちゃん嬢ちゃん専用の高校(ゲーム内では成秀院)に通うものなのでしょうか?
 そういった世界の人々に疎い人生なので、よくわかんないのですが、これって大丈夫なのでしょうか?
 ここで一つ別の漫画の話を引き合いに出しますが、そういった関係に近い話題がでてくるのが、ろくでなしブルースに出てきた池袋正道館高校。卒業生の半数が本職につく、とかそんな表現していたと記憶します。
 その辺りの設定が、どうなのかなぁと首をかしげる部分です。
 とまぁ、突然物語の雰囲気が変わった話でした。いちゃラブは完全に鳴りを潜めてしまいました。
 
 美里ちゃんが、俺の前からいなくなった。
 
 
 
 そして6月30日の月曜日、いよいよ美里物語の最終話です。
 

 
 う~む、rippleの由里子さんルートのラストイベントを彷彿させるような、主要メンバー揃い踏みで一つの目的に向かって突き進んでいます。
 なんだかRPG的展開、さらわれたお姫様をみんなで力を合わせて救出する、みたいな感じでテンションあがりますね!(`・ω・´)
 ちなみにrippleの設定を引っ張ると、美里ちゃんの役割は爆弾役。爆弾さんの運勢は~(カノコ)
 
 

 
 さて、話の中に「白い学ラン」「カチコミ」とか出てきますが、白いガクランと聞いたら、昔コロコロコミックだったっけ(?)で読んだことのある「くにおくん」がちらつくんですが。そのネタを引っ張ってきているのかな?
 ずいぶんと昔の設定を持ってきますなぁ。といいつつこれも2004年のゲームで古いですが(^ω^)
 で、真子さんとさやかちゃんが真名井邸の見取り図を持ってきてくれますが、この二人は同行しなくていいからねっ、足手まといにしかならないから! と思っていたら、見取り図を渡す役だけだったので安心。
 真子さんなどは、真名井邸の組員達に取り囲まれても、「あらあらまあまあ」ぐらいしか反応しないのが目に見えているからねぇ。ま、そこがいいんだけど。
 
 んでいよいよ真名井邸に乗り込むわけですが、何故か翠と香奈子さんが先回りして入り込んでます。なんだよこの展開はっ(^ω^)
 まぁ翠は役に立ちそうだから同行してもいいけど、香奈子さんはちょっと……
 
 

 
 さいごにバラさん、この人がなんだかわかんなくなっちゃう展開です。
 黒服の吉田さん、つまり暴○団の幹部をびびらせるバラさん。なんなんだこの威圧感は、シェフなのに……。
 待てよ、世の中には「世界最強のコック」とかいうのもあったな、バラさんもその系統なのだろうかね? うん、好きですよ、沈黙シリーズ――って何の話だろうねぇ。
 
 とまあこんな感じで、ついて大介は美里の家に乗り込んだのでした。
 
 

 
 美里の父、白髪混じりなので結構年がいってるのかなぁ? とかまぁそういうことは置いておいて!
 ちょっとコメディタッチにした「龍が如く」の世界ですかね?
 桐生一馬が組に乗り込んで親玉を叩く、そんな場面があったと思いますが、それのギャルゲー版ですか?
 まぁ簡素にすれば、美里の父が大魔王クッパで、美里がピーチ姫ですか? いや、ちょっと違うか。この場合だと、ウェンディをモノにしようとするマリオ……、話が脱線しすぎ。
 
 

 
 とまぁ、美里の父を説得するための重要アイテムが、少し前の話で出てきたアクセサリーショップの買い物から繋がっているわけなのでした。
 やばいな、私は社会人一年生の初任給で、親へのプレゼント買ってねぇ……(。-`ω´-)
 自分の生活で精一杯だったと言い訳をしてみるが、美里も結構ギリギリの生活していたしなぁ、困ったぞ、言い訳できねぇ(^ω^)
 うん、ちょっとプレイしていて「あいたたたた」となった場面でした!
 思い出してみよう、初任給貰うまでは金が無くて、晩御飯にキャベツだけをかじる生活とかしていたなぁ……。
 それで初任給貰ってやっと外食できたり弁当買ったりできるようになったな。なにしろ社会人一年目、初任給貰うまでの財産が、十万円無かったような気がする。まあいいや、ずいぶん昔の話だし。
 

 
 そんなことで、ようやく美里と再会できたのでした。
 それで説得できたのかどうかは具体的には語られてないけど、唐突に時が飛んで美里との結婚式になります。
 結婚式で終わるのも、ベタな展開というかなんというか、実際には結婚はゴールではなくてスタート地点だとも考えられるのですが。
 ところでこの結婚式会場での台詞で、んん? となる言葉が出てきました。
 
 

 
「これで桐生の奴らの言いなりになることも……」
 
 んん?
 龍が如くの世界とリンクしているのか?
 と思ったけど、ショコラが出たのが2003年、龍が如くが出たのが2005年、これは偶然か。
 
 

 
 というわけで、話が脱線しまくったけど、結城美里としてのファーストキスで、物語は幕。
 美里物語は、解りやすくてこういったノベルゲーム初心者向けだと思います。美里のキャラ自体が変化球キャラではなくてストレートなキャラだから好感を持ちやすいと思いますし。
 ただ、個人的にはヤ○ザの家系というのはちょっと……ってなっちゃうなぁ(。-`ω´-)
 まぁゲームとか漫画だとかっこよく描かれたりしますが、私の持っているヤ○ザのイメージは、ウシジマくんに出てきた滑川とか、現実世界だと、以前ニュースか何かで見た「警察VS山○組」のあのイメージが強くて、あまり近寄りたくないなぁというのが正直な気持ちです。
 
 まぁ美里ちゃんが悪いわけではないんだどね!(`・ω・´)
 
 
 最後に恒例(?)の声優情報、真名井美里役は岡田純子――90年代から2000年代にかけてアニメや一般ゲームやアダルトゲームなどいろいろと活躍されていた声優なのですね。
 ショコラ以外ではセンチメンタルグラフティぐらいしか作品名を知りませんが……(。-`ω´-)
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ